スタイリッシュな雰囲気のなかに鎌倉らしい情緒も漂う「VERVE COFEE ROASTERS（ヴァーヴ コーヒー ロースターズ）雪ノ下店」。ビルの1階にあるお店の前には昔ながらの日本家屋で見かけるような縁台があり、桜と石灯篭が整備された鶴ヶ岡八幡宮の参道・段葛の風情を楽しみながらティータイムが過ごせます。八幡様へお参りしたあとは、のんびりと過ごしてはいかがでしょうか。
鎌倉のシンボル的な存在である鶴ヶ岡八幡宮の三ノ鳥居のそばにたたずむ「VERVE COFEE ROASTERS 雪ノ下店」。サーフカルチャー発祥の地とも言われるアメリカ・カリフォルニア州のサンタクルーズで生まれたコーヒーロースターで、雪ノ下店は新宿店に続く国内2店舗目となるお店です。山にも海にも近くサーフィンも盛んな鎌倉エリアの雰囲気がカリフォルニアに似ていることから、この場所にオープンしたのだそう。
入るとすぐにカウンターが広がり、分厚くカットしたパウンドケーキやアメリカンサイズのクッキーが並ぶショーケースが目にとまります。大きなパウンドケーキはラムやキャラメル、バナナとナッツなど常時4～5種類用意され、季節によっては「抹茶小豆」など和風のテイストも登場します。
反対側の棚には、自家焙煎のスペシャルティコーヒーやオリジナルTシャツ、巾着などの小物などアパレルも販売していて、落ち着いた雰囲気の中に陽気で明るいサンタクルーズの空気感も漂います。
段葛の様子がよく見える明るい店内は、大きなテーブル席やソファ席などもありゆったりとしています。椅子やテーブルはもちろんカウンターにも木をふんだんに使ってナチュラル感にあふれ、サンタクルーズから来日したアーティストによる壁面のイラストでのびのびとした気分に。
テラスの縁台で鎌倉の街を眺めながらくつろぐのもおすすめです。
自慢のコーヒーはフルーティーな味わいが特徴で、シングルオリジン4～5種類のほかオリジナルブレンドもそろいます。カリフォルニアの本店から送られる厳選したコーヒー豆は北鎌倉にある系列店で焙煎していつも新鮮、それをオーダーごとに挽いてハンドドリップで淹れます。
2018年のジャパンハンドドリップチャンピオンシップで見事チャンピオンに輝いた深浦哲也さんをはじめとして経験豊富なバリスタが約3分かけてコーヒーと向き合い、香りとマイルドな味をじっくりと丁寧に引き出します。
シンプルなコーヒーに加えてラテやココア、ハーブティーなどドリンクは種類豊富なうえ、江戸時代から続く京都の日本茶の老舗・一保堂の茶葉を使った「煎茶」（850円）や「玄米茶」（720円）まで幅広くラインナップ。カフェラテの仕上げにオレンジをすりおろすひと手間を加えた「ラテバレンシア」は味わい豊かです。
茶筅で点てた一保堂の抹茶にフランス産のオーガニックソイミルクをあわせた「ボウルオブソウル抹茶」。抹茶の穏やかな香りと上品な甘みがソイミルクでまろやかになる優しいラテで、ホッと一息つけますよ。
開店から11時までのモーニングタイムではドリンクと焼きたてワッフルのセット（通常の200円引き）が人気で、甘みのあるサクサクとしたワッフルもオーダーごとにカウンターで焼くできたてがいただけます。ぜひ立ち寄ってのんびりとした時間を過ごしてくださいね。
