サイト内
ウェブ

神戸・元町の洋風レトロビルでひと休み。新しい店も増えている乙仲通りにある自家焙煎「LIMA COFFEE」

  • 2021年10月23日
  • ことりっぷ


JR元町駅の南側、自家焙煎コーヒーの店「LIMA COFFEE(リマコーヒー)」。以前はテイクアウトがメインのコーヒースタンドでしたが2021年3月、レトロビルに移転し、念願のイートインスペースが誕生しました。アメリカンヴィンテージな店内は写真映えするとあって話題に。界隈のショップとの交流が盛んで、他店のお菓子が手に入ったり、コラボアイテムを生み出したり、コーヒーショップの枠にとらわれない個性が光ります。
重厚な石造りの洋館が多く残る神戸。ここ「LIMA COFFEE」も、ヨーロッパの街角にあるようなレトロなビルの中にあります。
店内は天井が高くコンクリートむき出しの空間に、アメリカンヴィンテージの家具や観葉植物がマッチ。正面奥にある焙煎室の扉は開け放ち、焙煎している様子が眺められる造りになっています。
キャッシュオンなので、オーダーはカウンターで。イートインする場合は、ここで商品を受け取ってから奥にある客席へ。
客席もアメリカンヴィンテージの家具で統一。デザインが異なるテーブルや椅子がセンスよく配され、どこの席に座るか迷ってしまいそう。大きな革張りのソファの前には、大きなスーツケースを置いてテーブル代わりに。ヨーロピアンな外観と、アメリカンな内装のギャップがユニークです。
歴史ある建物ですが、築年数や何のために建てられたかは不明。実は客席の床には地下室へと続く階段が隠れているとか。どんな目的で建てられたのか、想像してみるとワクワクします。
店名の「LIMA」はインドネシア語で数字の「5」という意味。コーヒーにとって大切な5つの要素「香り」「コク」「甘み」「苦味」「酸味」を最大限活かし、人間の5感を刺激するコーヒーを作りたいという想いが込められているそう。
コーヒーは酸味、苦みのバランスがいいリマブレンド、深煎りのビターブレンド、単一品種のストレートコーヒーが約15種。飲み方はエスプレッソ、ミルクと合わせるラテ系、サイフォンコーヒーの3タイプから選べます。
エスプレッソは濃厚でなめらかな味わい、高温&短時間で抽出するサイフォンはすっきり爽やかな味に。お好みに合わせて選んでくださいね。
スイーツは交流のあるショップから少しずつ仕入れているため、いろんなお店の味を楽しめます。たとえば、カヌレは、神戸・花隈にある「加集製菓店」のもの。焼き立ては外がカリカリ、中がモチモチ、2日目以降はしっとりモチモチ、ラムの香りは、カフェラテとの相性が抜群です。
日替わりで届くキッシュは、神戸・元町にあるイタリアン食堂「クッチーナ・リベロ」、ケーキは神戸・兵庫区にあるパティスリー「歩く鳥」や北海道の「くぬすぱーほいすひぇん」のものなど常時7~8種。ラインナップはその時期によって変わります。
神戸の六甲に店を構えるビールの醸造所「インザドアブリューイング」とコラボレートしたコーヒービールも注目です。
リマブレンドを粗めに挽いてホップと合わせてつくったコーヒービールは、ひと口目はビールそのものですが、余韻の中にほんのり香ばしいコーヒーを感じます。ボトルのデザインは、絵が得意な店のスタッフが描いたものだそう。ホップを擬人化したイラストが目印です。
自家焙煎コーヒーの店ですが、季節のソーダやチャイ、長野県から仕入れているりんごジュースなどもあるため、コーヒーが苦手な人でも気軽に訪れて。
自家焙煎のコーヒー豆は100g 600円~。手軽に買えるドリップバックもあります。コーヒー以外にも、アパレルやマグカップなど、オリジナルグッズが充実。
「コーヒーを軸に、さまざまな楽しいことを発信したい」と、同じ元町にあるセレクトショップ「NO NAME」とコラボレートしたオリジナルのTシャツやキャップも販売しています。
最近おしゃれな店が増えてきたと話題の乙仲(おつなか)通り沿い。なかでもひときわ賑わう「LIMA COFFEE」のコーヒーを片手に、街歩きを楽しんでください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 1996- 2024 Shobunsha Publications All Rights Reserved.