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日本の旬の恵みをギュッと閉じ込めた、京都のジェラート専門店「ともみジェラーto」

  • 2021年7月31日
  • ことりっぷ


旬を迎えたフレッシュな果物や野菜を、極上のジェラートに仕立てる「ともみジェラーto」。素材本来のおいしさを味わえると評判です。イートイン専門の「ともみジェラーto@喫茶テン」は、2021年5月15日のリニューアルオープンを機に週末営業もはじまり、ますます話題を呼んでいます。
河原町通と寺町通が交わるY字路中央に建つビルが「ともみジェラーto@喫茶テン」の所在地。店主・森兼ともみさんの弾けんばかりの笑顔が印象的なロゴマークが目印です。
細い階段をあがり、2階へ。扉を開けると、店内にはカウンター席が4席、テーブル席がふたつ。壁2面のほとんどが窓なので、明るい光が差し込む居心地のいい空間です。
取材時は梅雨明け間もない頃。週替わりのパフェは、ビリヤニ専門店「INDIA GATE」とのコラボメニューでした。瑞々しい桃とジェラートが層になったパフェ。ジェラートは、インディカ種の細長いお米・バスマティライスミルク、山梨県産白鳳、スパイスの効いたチャイ、地中海産ピスタチオの計4種です。
香りや味わい、食感がジェラートごとに変化していき、最後のひと口まで夢中に。
ジェラート単品もおすすめです。黒板を見ると、京都のじゃがいも、広島のチョコミント、福岡のマスクメロンなど、日本各地の名がびっしり。
今回は、定番の「ミルク」、細かく刻んだ梅ときゅうり入り「うめきゅー」、沖縄産「マンゴー」の3種をチョイス。口当たりは軽やかで、ほおばると素材本来の風味がふわりと広がります。水分が多くスイーツの素材としては難しい印象のきゅうりも、ともみさんの手にかかれば素材の魅力が輝きだします。
もとは地元の岐阜でジェラート店を営んでいたともみさんですが、本場を見たい!とイタリアへ。修業を経て、日本のおいしい食材を生かしたジェラート作りを、と志あらたに京都で店をオープンしました。自らの足で探した畑の農家さんにかけあったり、おつきあいのある農家さんから紹介してもらったり。次々につながる縁をたどり、良質な食材を仕入れているのだとか。「使う果物や野菜は計画的ではないんです。そのときそのときに出会えたいいものを選んでいます」と話してくれました。
農家の方々からともみさん、そしてジェラートを楽しむお客さんへ……つなげていくことへの心意気が店名の語尾「to」に込められています。その思いが、ここにもすとん、と届いたのでした。

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