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京都のまちなかにあるパワースポット!平安時代に活躍した、陰陽師・安倍晴明公を祀る京都・西陣の「晴明神社」

  • 2021年1月30日
  • ことりっぷ


映画や文学の主人公としても人気がある、平安時代の天文学者・安倍晴明公(あべのせいめい)。陰陽師としての晴明は映画やドラマにも描かれる通り、式神を自由に操り人々を救う活躍をしたと伝わります。今回は、そんな安倍晴明公を神様としてお祀りする「晴明神社」をご紹介します。
堀川通沿いにある「晴明神社」は、市バス「一条戻橋・晴明神社前」から徒歩すぐに位置します。バス停の名前にもなっている「一条戻橋」は晴明公にゆかりの深い橋で、使いである式神をこの橋の下に隠していたと伝わります。
一条戻橋は「晴明神社」から南へ100メートルのところに現在でも架かっており、京都では、「戻る」との言葉から、嫁入りの際はこの橋を渡ってはいけないというのが習わし。晴明神社の境内には、かつて実際に架かっていた一条戻橋の欄干が移され、「旧・一條戻橋」として当時の風情が再現されています。
安倍晴明公は、朱雀天皇から一条天皇まで6代に渡って、天皇の側近を務めたとされる人物。幼い頃からありとあらゆる学問に秀でており、中でも天文暦学については優れた才能を見せたと言います。星の動きから吉凶を占い、時には怨霊をも鎮めたとも。陰陽道を通じて、貴族から市井の人たちまで、多くの人の苦しみを取り払った晴明公の活躍を称えた一条天皇によって、寛弘4(1007)年に晴明の屋敷跡に建てられたのが「晴明神社」です。
境内には、先にご紹介した「旧・一條戻橋」のほかにも、晴明公ゆかりのものが点在します。
例えば「晴明井」。こちらは、晴明公が念力によって湧かせたと伝わる井戸で、病気平癒のご利益で親しまれています。水が湧き出る部分は、その年の恵方を向いており、毎年立春の日にその向きを変えているのだとか。現在でも実際に飲むことができ、井戸水からご利益をいただくことができます。
ほかにも二の鳥居のすぐ奥にあるのが、「四神門(しじんもん)」。その名の通り、柱には四神が描かれています。
この門には伝説が残り、かつて晴明公がこの地に住んでいた頃、訪問客が来るたびに門がひとりでに開いたり閉まったりしたのだとか。現在でもその伝説にちなみ、自動で門が開閉するユニークな仕掛けが施されています。
本殿の前には、樹齢300年ほどの御神木があります。大きな楠で、実際にふれることもできるので、ぜひ大樹ならではの生命の力を感じてみてください。
「晴明神社」ではおまもりやお札などの授与品も充実。なかでも「魔除ステッカー守・大」は、京都では車に貼って交通安全を願う人も多い人気のお札です。前と後ろに1枚ずつ貼って、「追突しない」「されない」を願います。
伝説の陰陽師・安倍晴明公が住まいとしたパワースポットで、「厄除け」「魔除け」のご利益を求めてみてはいかがでしょうか。
写真提供:晴明神社

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