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歴史からグルメまでまるっと楽しみたい!レトロな港町・岩瀬でのんびりおさんぽ

  • 2020年9月27日
  • ことりっぷ


江戸初期から明治時代初期にかけて、日本海を行き来する北前船の寄港地として栄えた岩瀬。江戸初期に建てられた廻船問屋の家屋が現在も残されており、当時の雰囲気を感じる事ができます。
歴史ある建物から、新たなグルメスポットまで、おさんぽが楽しくなる立ち寄りスポットをご紹介します。
富山地方鉄道富山港線・東岩瀬駅から徒歩10分。レトロな建物が立ち並ぶ大町通りに格式の高さを感じる建物があります。1878年(明治11)年頃に北前船廻船問屋として膨大な富を得た「森家」の家屋。国の重要文化財に指定されており、建物内は見学が可能です。
母屋には屋久杉の板戸や小豆島産の巨大な一枚岩を使用した敷石など、全国各地の素材が贅沢に使用されており、当時の繁栄が感じ取れます。なかでも吹き抜け天井の座敷「オイの間」は圧巻。雪の重みに耐えられるよう、能登産クロマツの梁が豪快に組まれています。
常駐するスタッフによる、岩瀬と森家についての軽快な解説も楽しみのひとつ。見学が何倍も楽しくなりますよ。
「北前船廻船問屋 森家」から海側へ2分程歩くと「満寿泉」と書かれた看板の建物が。こちらは富山の銘酒「満寿泉」で知られる桝田酒造店が新たにオープンしたお酒の聖地「沙石(させき)」です。2019年にオープンし、約100種類の「満寿泉」が有料試飲できる新たなお立ち寄りスポットとして人気を集めています。
店内の冷蔵庫には普段蔵元しか味わえない「しぼりたて生酒」「古酒」など特別な「満寿泉」がびっしり!こちらのお店は試飲用の木枡を購入し、その枡を使って冷蔵庫内の日本酒を飲むというスタイル。ここだけの味をたっぷりと堪能しましょう。
近くには桝田酒造店の酒蔵もあります。趣ある建物の外観と、軒先に飾られた大きな杉玉は一見の価値ありです。
就労支援を目的に生まれたカフェやショップ、イベントスペースを併設したコミュニティスペース「MUROYA(むろや)」。「学んで食べて、楽しめる」をコンセプトに良い素材を丁寧に調理することを大切にしています。ランチとともにお買い物や、岩瀬在住の芸術家トムスマ・オルタナティブさんの展示作品も楽しむことができますよ。
ガラス張りで明るく開放感のある店内では、立山山麓のきれいな水で育った「悠牧豚」を使ったカレーやスープパスタ、ミニ丼など富山の素材を活かしたランチが味わえます。臭みが無く、ホロホロの優しい食感が特徴の悠牧豚を使った料理はどれも絶品です。
デザートには桝田酒造店の酒粕を使用した「酒かすマカロン」がおすすめ。しっとりとした生地の食感と、酒かすのほんのりした香りが口の中に広がります。お土産にも人気の一品です。
まち歩きに少し疲れたら、喫茶店で美味しいコーヒーはいかが?「軽食・喫茶 あぷりこっと」は地元民に愛される昔ながらの喫茶店です。あたたかい照明が灯る店内は、ゆっくり過ごすのにぴったりの場所です。
サイフォンで丁寧に淹れられたコーヒーは香り豊かで、手づくりのスイーツと相性ばっちり。チーズケーキは2種類のクリームチーズを使用し、低温でじっくり焼き上げた一品。しっとりとした食感とチーズの濃厚さがたまりません。
食事には、富山ならではの白えびのかき揚げ丼(1100円)やコーヒー付き日替わりランチ(1200円)がおすすめですよ。お腹が空いた時、休憩したい時に立ち寄ってみてください。
昔の街並みが大切に残された岩瀬周辺には富山のソウルフード昆布巻きを販売する店や和菓子屋、展望台など観光におすすめのスポットがまだまだたくさんあります。ぜひ訪れてみてくださいね。

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