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ノスタルジックな港町「内川」を気ままにおさんぽ

  • 2020年8月26日
  • ことりっぷ


富山湾に面した富山県射水市の新湊地区。1300年以上の歴史を持つこの港町には、海岸線に並行して東西を流れる川、「内川」があります。元漁師の町家を改装した、川沿いに佇む「水辺の民家ホテル」を起点とした川沿いめぐりを案内します。いわゆる観光地ではないからこその、まちあるきの楽しみや発見がたくさん見つかるはずです。
広々とした空のもと、ゆるやかに弧を描きながら流れる全長約2.6㎞の内川の両岸には、漁船やボートが係留されており、川沿いにはランダムに屋根や壁を重ねた町家が連なるノスタルジックな雰囲気が漂います。
季節や時間で様々に表情が変わり、見飽きることのない川沿いに対して、一歩路地に入るとそこには港町ならではの暮らしぶりが垣間見える空間が広がります。
漁師が住んでいた築100年近い町家をリノベーションした、一軒まるごと貸し切れる宿泊施設。「ウミネコ」と「カモメ」の2棟あり、それぞれ1棟ずつ貸し切れます。キッチンや調理器具も充実したプライベート空間は、この地域に古くからある伝統建築の特徴を残しながらも、開放感と清潔感のある心地よいつくりとなっており、思い思いの時間を過ごせます。
水辺の民家ホテルから歩いて行ける範囲に、寿司屋や居酒屋、カフェ、バーなどが点在しており、「内川さんぽ」を楽しみながら食事をすることもできます。また、同じく徒歩で行ける地元のスーパーや近所の商店街で食材を調達して、キッチンで料理することもできます。漁師さんが直接、とれたての魚を届けてくれるサービスもあります(要予約・別途料金)。
宿から徒歩3分の「IMATO(イマト)」は、漁師の東海勝久さんが営む、鮮魚・干物製造販売と観光船のお店。漁業歴20年以上の知識と技術をベースに、あくなき探求心で生み出された、そのままでもお料理にアレンジしても食べられる干物はお土産にも最適。様々な干物の詰め合わせセットもあり、県外発送も可能です。運がよければ、加工前の新鮮なカニやホタルイカを試食させてもらえることもありますよ。
予約をすれば、漁船を使ったプライベートクルーズもできます。普段から海のことを知り尽くしている漁師さんがガイド役なので、富山湾の魚の獲り方やおいしさの秘密など、とっておきの情報を教えてもらえます。内川~富山湾の往復は30分程度あればできるので、気軽な体験としてもおすすめです。
内川のマジックアワーを楽しみながら、ぜひ足を運んでほしいのが、「BRIDGE BAR(ブリッジバー)」。宿からは、内川沿いを歩いて8分ほどのところにあります。内川のゆったりした雰囲気に魅せられたハワイ出身のスティーブン・ナイトさんが営む本格バー。築70年の民家をリノベーションした店内には、カウンター、テーブル、ソファー、中二階、二階席と、それぞれ表情の違う空間が用意されており、一緒に訪れる人や気分にあわせて居心地のよい場所を選べます。
マネージャーの藤井さんが鮮やかな手つきで仕上げるオリジナルカクテルをはじめ、スティーブンさんの故郷アメリカが本場のバーボンやライウイスキーが多数揃えられています。また富山県産のワインなども楽しめます。オリジナルのノンアルコールカクテルも豊富で、お酒をあまり飲めない人でも、バーを楽しく体験できます。
水辺と暮らしが密接につながる「内川さんぽ」はいかがでしたか?
民家をリノベーションしたお立ち寄りスポットがまだまだありますよ。歩くほどに味がでる川沿いさんぽ、カメラを片手にぜひ楽しんでみてください。

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