2021年5月、静岡市の伝統工芸体験施設〈駿府匠宿〉は、建築設計会社・創造舎によって「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、〈駿府の工房 匠宿〉として、22年ぶりにリニューアルされました。
駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に、第一線で活躍する職人を工房長として招聘し、ものづくり体験の提供と、工芸職人の後継者候補の輩出を目指すために、さらに充実した同施設。
そんな〈駿府の工房 匠宿〉が2023年8月、またユニークなスペースをオープンさせました。プラモデルの出荷額が日本一(※1)を誇り、模型・プラモデルメーカーの大手〈株式会社タミヤ〉の本社のある静岡県。それにちなんで、タミヤ監修の模型工房を2023年8月8日に開設。ここでは、タミヤの工具を使って、プラバンでアクセサリーづくりや恐竜組み立て色塗り、ミニ四駆の製作体験を、タミヤの工房長によるレクチャーのもと、行うことができます。
*1:プラモデルの出荷額日本一(静岡県)
ミニ四駆製作 1300円、恐竜組み立て色塗り トリケラトプス 2000円・ティラノサウルス 2500円、ロボクラフト製作 ぷるぷる 1000円、プラバンアクセサリー花 大・小 1000円、プラバンキーホルダー 500円、これらの模型やアクセサリー作りを体験できます。
ミニ四駆
ミニ四駆は、組み立てしやすいMAシャーシにスポーツカータイプのボディでとってもかっこいい。やや難易度が高い体験ですが、工房長のレクチャーがあるので、きっと楽しく組み立てられるはず。完成したら、館内のコースで走らせて。
ぷるぷる
きょろっとした目がかわいらしいロボット〈ぷるぷる〉は、電源を入れると体を細かく振動させながら前に進みます。各パーツを組み合わせて、電気で動かすといった一連の体験は、学生時代の工作の授業のように没頭してしまいそう。
体験は1日3回、それぞれ10:15・13:15・15:15から行われ、所要時間は約30〜90分です。
施設内には完成品やクラフトツール、ジオラマなどの展示もあって、ふらっと足を運ぶだけでも子ども心がくすぐられるはず。
〈駿府の工房 匠宿〉の新たなスペース、もの作りが好きな方は、ぜひチェックしてみては?
information
駿府の工房 匠宿 模型工房
住所:静岡県静岡市駿河区丸子3240−1
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日
料金:無料 ※体験は有料
Web:駿府の工房 匠宿 模型工房
*価格はすべて税込です。
writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。