A: 新しい学習指導要領は、小学校では2011年度から、中学校では2012年度から全教科で導入された。思考力・判断力・表現力を育むために、たとえば国語では経験したことを記録、報告する活動や、相手を説得するために意見を述べ合う活動を進める。また、理数の力を育むため、理科では、観察や実験を充実して科学的なものの見方の大切さを教える。さらに、社会性や人間性を育むため、小学校での集団宿泊活動や中学校での職場体験活動を実施する。このほかに、外国語教育、伝統・文化に関する教育、道徳教育、スポーツ教育などの充実を図る。
A: 新学習指導要領でも、環境教育は重要なテーマのひとつだ。小・中学校ともに、総合的な学習の時間の中で、自然体験やボランティア活動などの社会体験に配慮することになっている。また、社会や環境の変化の中で、子どもたちが自分なりに判断して行動していけるように、持続可能な社会をつくることの重要性などに関する教育を充実する。さらに、体験活動の一環として、小学校において自然の中での集団宿泊活動を行う。
