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「水再生センター」 とは

読み:
みずさいせいせんたー

東京都内にある下水処理場のこと。下水処理場は私たちが暮らしの中で使って汚れた台所の水やトイレ用水などの生活排水のほか、工場から出る廃水を浄化する施設だ。このような施設での水処理は河川などの水質改善につながり、きれいになった水を再利用することで町の中にせせらぎなどの憩いの場を提供することもできる。下水道がもつこうしたさまざまな役割を表すため、東京都は下水処理場に代わる新たな名称を募集し、2004年4月に「水再生センター」へと改称した。都内の水再生センターは2010年3月現在で23カ所ある。また、横浜市も2005年に下水処理場の名称を水再生センターに変更した

水再生センターにおける一般的な処理の流れを見ると、家庭や事業場から流れてきた下水から沈砂池で異物や小石、砂を取り除き、ポンプでくみ上げてから沈殿池を経て活性汚泥のある生物反応槽へ送る。その後、再び沈殿させた水をオゾンなどで消毒したり、膜処理などの高度処理を行ったりしてきれいにし、河川や湖沼などへ放流する。処理の過程で発生する汚泥は脱水し、脱水後の汚泥(脱水ケーキ)は焼却処理する。このほかに、脱臭設備や各種リサイクル設備がある。また、多くの水再生センターが見学の受け入れを行っている。

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