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海野和男のデジタル昆虫記

今年はたくさん本を出した

今年はたくさん本を出した
2020年12月28日

1月公開予定のPERUの昆虫の動画の予告編をアップしました
今年はたくさん本が出版された。久しぶりのことである。
まず1月に世界でいちばん変な虫: 珍虫奇虫図鑑という本が出た。
今年はコロナで出版もどうなるかと思っていたが、予定通り企画はすすみ、養老孟司さんとの図書館向けのコラボ絵本が3冊。どこにいるかな? 虫のかくれんぼさがしてみよう! 虫のかくれんぼ
もう1冊はおどろき! 世界のへんてこな虫 で、12月27日発売になったばかりだ。
11月末には「世界で最も美しい蝶は何か 増補新版」も出た。前版は2011年だから、売り切るまでずいぶん時間がかかっている。長いことかけて売り切れた本の場合、なかなか再版は難しい。場合によっては残っている本は裁断の運命という悲しい現実がある。
長い時間をかけ売り切った場合、再版より増補して新版を作った方が書店に並ぶ。そこで昨年取材のトリバネアゲハ、フトオアゲハ、アグリアスのハイブリッドやザルモクシスオオアゲハ、アンテノールオオジャコウなどを加え、ページも増やし、充実させて11月30日に発売になった。
12月には他に前世紀に養老孟司さんと毎日グラフ・アミューズに連載した「虫は人の鏡 擬態の解剖学」も出版された。合計6冊。6冊というのは実はコロナ禍がなければ、無茶だった。コロナで他の仕事がなくなり、海外取材もできなかったので、ようやく完成にこぎつけることができた。
虫好きでない人にもお勧めできる1冊は、「虫は人の鏡 擬態の解剖学」だろう。これは25年も前のものなのに、全く古びていない。虫は古くならないのだ。養老さんの思想の原点も見ることができる。読み応えたっぷりの本だ。アフリカの写真は大幅に差し替えてある。

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