市ヶ谷の土手にモンシロチョウが多い。その飛翔シーンをCX1で撮影してみた。
リコーのCX1が事務所に届いていた。CX1はR10同様に7xズーム機。撮像素子がCMOSになり、動画機能や高感度ノイズの低減を目指した機種のようだ。ISO400と800で撮ったが、高感度ノイズはR10から激減したと思う。
このカメラの売りの一つは連写機能である。その中でM連写プラスというのがあり、これは直前の1秒間を30コマまたは2秒間を30コマに記録するものだ。カシオのパスト連写と基本は同じである。M連写プラスでは画像サイズが2Mになってしまう。カシオのFC100では6Mで秒30コマだからこの機能はちょっと見劣りする。
昆虫の場合は1秒前30コマを使うのがよい。本当は30秒前30コマがあればさらによいのだが。
CX1には1秒間を120コマ、または2秒間を120コマに記録する超高速連写モードというもある。けれど画像サイズは、VGAに限定されるから、これはSDのビデオで撮った画像と大差はない。(ビデオで考えればSDで4倍速、ソニーのなめらかスロー相当の画像が1秒間撮れるということになる)WEBやメールでの写真交換やショートムービー製作にはおもしろいだろう。
さてこのところ何件かメールでCX1とFC100はどこが違うかという質問を受けていた。昆虫撮影において、CX1の良いところは、今までのリコーの良い点であるマクロ機能が大変使いやすく、1cmマクロ、その焦点距離における最短撮影距離の表示や、水準器の搭載、MFのしやすさという基本スペックがとても使いやすいことだ。
連写機能、動画撮影はFC100の方が上だ。FC100は連写機能がすばらしい。FC100の見劣りする点は、広角側がCX1が28mm相当なのに対し、FC100は38mm相当と広角が弱いのと、マクロはCX1に比べると少し弱いと言ったところ。さてどちらを選ぶか?
この写真は上と下で30コマ・秒で撮り、その中の2コマだ。途中が2コマ飛ばしてあるので、時間差は約1/7秒。
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