2025/05/17 15:09 ウェザーニュース
今日17日(土)は近畿北部や北陸などでフェーン現象が発生し、30℃以上の暑さとなりました。沖縄は夏を思わせる空が広がり真夏日の所が多くなっています。
西日本の日本海側や北陸は雨雲が抜けて天気が回復し、日差しが戻ってきました。強い南寄りの風がフェーン現象を引き起こして気温が上昇、一部では30℃を超えています。
15時までの最高気温は兵庫県豊岡市で32.1℃と今年の全国最高気温を記録。そのほか、金沢市で31.1℃、高松市で30.5℃まで上がり、今年初の真夏日となりました。太平洋高気圧の圏内で夏本番のような空が広がっている沖縄も気温が上がり、那覇市は30.5℃と昨日に続いての真夏日です。
上空に暖かな空気が流れ込んでいる北海道も、山越えの風でオホーツク海側や上川地方で気温が上昇。旭川市は真夏日に迫る29.4℃を観測しています。
朝から雨が続いている関東や東海は25℃に届かず、東京都心は21.8℃、名古屋市は23.7℃でした。
明日18日(日)は前線がやや南下し、今日に比べると雨の所は少なくなります。西日本、東日本の太平洋側は上空1500m付近で+15℃以上の暖かな空気に覆われるうえ、雲が多めながらも日差しが届くことで気温が上がる見込みです。
東京都心と名古屋市の最高気温は29℃の予想で、今日よりも大幅に高くなります。日差しが増えると30℃に到達するかもしれません。湿度が高めでかなり蒸し暑くなりますので、屋外で活動する場合は熱中症対策が必要です。
日本海側の各地や北海道は風向きが変化してフェーン現象が起きにくく、今日ほどは気温が上がらない見通しです。金沢市は23℃と今日に比べて8℃も低い予想となっています。