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「古きを守りつつ新しく」大阪・心斎橋に新しい映画館「kino cinéma心斎橋」が遂にオープン!気になる内部を紹介

  • 2024年12月13日
  • Walkerplus

写真=kino cinéma心斎橋 提供

2024年12月13日(金)に、大阪・心斎橋に新たな映画館「kino cinéma心斎橋」が、アメ村 ビッグステップ4階(大阪市中央区西心斎橋1丁目6-14)にオープンした。木下グループが手がける「kino cinéma」の6館目となる同劇場は、大阪には初出店。この10月に惜しまれつつも18年の歴史に幕を閉じた、「シネマート心斎橋」の跡地でスタートするとあって、オープン前から多くの注目を集めていた。今回は「kino cinéma心斎橋」として生まれ変わった、劇場の内部を紹介!

■■スクリーン・座席数は変わらず、装いを新たに出発

大阪メトロ「心斎橋」駅から徒歩3分のところにあり、若者たちで賑わうアメリカ村のシンボル「ビッグステップ」の4Fにオープンした「kino cinéma心斎橋」。「シネマート心斎橋」の跡地ということもあり、かつての劇場の名残りもありつつ外観も内装も刷新。

チケット窓口には、最新のタッチパネルを導入し、オンラインでの購入も可能。コンセには懐かしいポップコーン機が設置され、ドリンクは450円でおかわり自由のドリンクバーもあり。物販の什器にはシネマート心斎橋時代のものが活用されていた。

2スクリーン・207席は変わらずも、音響、スクリーン、座席はすべて新しくなった。特にこだわりの座席は、新型シネマイスのローバックタイプ。背もたれが低くなっているため。緩やかな傾斜の劇場でも観やすく設計されている。また、長時間の鑑賞でも疲れない波型スプリングが採用されていて、今までにない座り心地に。さらに足元の空間が広い設計になっているため、足を動かしやすく、荷物を置いてもストレスなし。

35ミリフィルムもシネマート心斎橋からそのまま譲り受け活用。オープニング作品には、今年のアカデミー賞で作品賞など最多の7部門を受賞した、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を35mm版で12月27日(金)より上映する。最近ではなかなか観られなくなった、貴重なフィルムの魅力を大画面で体験することができる。


■■「だれでも気軽に立ち寄れて、映画が楽しめる劇場に」
写真=kino cinéma心斎橋 提供

「18年の歴史の上に私たちは立っていると思っているので『古きを守りつつ、新しく』を目指しています」と話してくれたのは、川中雅世支配人。シネマート心斎橋の跡地にオープンすることにSNSでは多くの映画ファンがエールを送ってくれたこと、後押しし盛り上げてくれていることに感謝でいっぱいの様子。副支配人には、シネマート心斎橋の支配人だった横田陽子さんが就任。映写やフロアも継続してスタッフを務めてくれることに「とっても心強いです」と明かす。

ラインナップについても、「韓国を中心としたアジア映画をたくさん上映されてきたシネマートさんの強みを踏襲しつつ、キノシネマらしい多彩な作品を上映していきたい」と語る。

「年齢も国籍も問わず、様々な方が集まるアメリカ村らしく、幅広い層の方に、だれでも気軽に立ち寄れて映画が楽しめる劇場になりたい。今後はビッグステップさんと一緒にイベントを開催したり、様々な取り組みにも挑戦したい」と話してくれた。

心斎橋で映画の歴史を紡ぐ、新たな劇場「kino cinéma心斎橋」にぜひ一度足を運んでみてほしい。

取材・文・撮影=大西健斗

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