【泣き出す赤ちゃんを怒鳴る乗客】母子の返しが爽快すぎる「このくらいで良い!」「強すぎて草!!」と大反響【作者インタビュー】

  • 2023年12月15日
  • Walkerplus

電車やバスなどの公共交通機関で赤ちゃんが泣き出してしまった時、母親に対して怒鳴るなど厳しい態度を取る人を見かけることはないだろうか。SNS上でもそうした車内トラブルについて度々話題となるが、伊東(@ito_44_3)さんの創作漫画「強い母子」は、そうしたトラブルを笑いに変えた作品。SNS上で大反響となった本作について紹介するとともに、作者の伊東さんにもインタビューした。


■「赤ん坊がうるさい」という苦情への強烈すぎるカウンターがさく裂

ある日青年が電車に乗っていると、後ろから老人の怒鳴り声が聞こえてくる。座席には母親と子どもが座っており、母親は抱っこひもでまだ小さい赤ちゃんも抱えていた。その赤ちゃんが泣き出してしまったため、老人は母親に対し「おい!赤ん坊の泣き声がうるせぇんだよ!」と怒鳴っていたのだった。

その様子を見ていた青年が助けに入ろうかと見守っていたが…。母親は大声で怒鳴りつける老人に「は?お前の方がうるせえよ!」と言い返し、さらに「お前を黙らす方法は何通りもあるってこと忘れんなよ」と凄んでみせる。

さらに隣に座っていた子どもも、母親を諫めるように見せかけて「僕ら若者の移動方法は何通りもあるけど、貧乏老人の移動方法は電車しかないんだから」追い打ちをかける。まさにぐうの音も出ないほど老人を完全論破した強すぎる親子に、X(旧:Twitter)のコメント欄には「このくらいで良い!」「強すぎて草!!」とスカッとした読者のコメントが殺到した。

■「弱い人たちに対して、こうあって欲しいと関心のある人が多いんだな」(伊東さん)
あまりの反響ぶりに「強い言葉で言い返したらかえって相手を煽るようなもの。あくまで漫画ですから!」とコメント欄を嗜める一言を投稿するほど、大きな盛り上がりを見せた本作。

作品を描いた伊東さんは、「赤ちゃんは泣くのを止められないし、親を責めるのはよくない、という類のTwitterの記事をよく見かけたのがきっかけです。通常は怒鳴られると萎縮したり、謝罪することがほとんどなので、逆にこんな強い親子だったら面白いかもと着想を得て、ギャグに派生させてみました」と、制作のきっかけを振り返る。

普段は5コマタイプのギャグ漫画を描いている伊東さんだが、今回の作品への反響について尋ねると、「赤ちゃんの泣き声に限らず…弱い人たちに対して、こうあって欲しいと関心のある人が多いんだなと思いました」と、読者の意識を感じ取った様子。

最後に、今後の展開について尋ねると、「毎日更新したいと思っています。漫画がまとまった時点で、Kindleに「伊東のオリジナル漫画」にしています(2023年12月時点で全10巻刊行中)。まとめ読みしたい方は、そちらもぜひ見てください」と明かしてくれた。



■取材協力:伊東(@ito_44_3)

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2025 KADOKAWA. All Rights Reserved.