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坂巻有紗が映画「GONZA」にて、入れ替わりで2つの役柄を演じる!

  • 2023年6月29日
  • Walkerplus

俳優の坂巻有紗が、2023年6月30日(金)に公開される映画「GONZA」に出演、才色兼備なヒロイン・北嶋ナディアを演じる。多様性をシェアするボーダーレス・エンターテインメントである本作に出演するにあたって感じたことや意識したことを一問一答形式で答えてもらった。

■1人だけでは成立しない役なので、上村侑さんとのすり合わせには時間をかけた

――まずは映画「GONZA」に出演が決まったときの気持ちを教えてください。

【坂巻有紗】ヒロインの北嶋ナディア役と知ったときは、とてもうれしかったのを覚えています。長編映画初のヒロイン、絶対に良い作品を作る!と意気込んでいました!

――入れ替わる前の女性・北嶋ナディアを演じる上で意識したことはありますか。

【坂巻有紗】ナディアは強くてみんなから憧れられている素敵な女性ですが、実は人の気持ちがわからない子です。そういった面を、強い表情や口調からふと垣間見える「切なさ」で表現するようにしていました。

――上村侑さんが演じる鹿島拓海と中身が入れ替わった後の、北嶋ナディアを演じる上で意識したことはありますか。

【坂巻有紗】上村さんと一緒に2つの役を作っていくことを意識していました。お互いがお互いのことを知ろうとして質問したり真似したり。自分の演じる拓海やナディアは私だけのものではなく、上村さんのものでもあるので、お互いの意見を言い合ったりして2人のキャラクターを作っていきました。

――入れ替わる前と入れ替わる後では、演じる役柄が全く異なると思いますが、難しさはありましたか。

【坂巻有紗】ほとんどが入れ替わった後、拓海でのお芝居だったので、ナディアを演じた時はすごく動揺しました(笑)。あれ、上村さんが演じてたナディアってどんな感じだったっけ?というのと、私が構築してきたナディアのキャラクターと擦り合わせて演じました。とっても難しかったです。

――撮影期間はどれぐらいで、撮影が始まる前に準備したことはありましたか。

【坂巻有紗】1週間です。撮影が始まる前に、上村さんとお互いの素の部分や、今回演じる役のこと、ストーリーのことなどを話し合いをしました。1人だけでは成立しない役なので、上村さんとの役のすり合わせには時間をかけました。

――坂巻さんと演じる役で、共通点や相違点はありましたか。

【坂巻有紗】ナディアとの共通点は異国の血が混ざっていることで、相違点は何もかもって感じでした。ナディアは才色兼備で超エリートだけど、人の気持ちがあまりよく分からない女の子。対して私は映画やドラマ、アニメのシーンでもそのキャラクターに共感をし、涙してしまったりというのは日常茶飯事で。

一度、ある映画を観に行ったときに1週間気分がどよ〜んとしていたときもありました。そういった面で、ナディアを演じる時は少し戸惑いました。拓海との共通点は、オタクってところですかね?拓海はゲームオタクだけど私はアニメオタクです!!相違点は性別?

■大黒摩季さんとお会いして一緒に歌わせていただくという、とても素敵で貴重な経験をした

――今回の役を演じることで、何か大きな変化はありましたか。

【坂巻有紗】「GONZA」の現場は、役者の方々が皆、自分の役にとても誇りを持ち、気合が入っていた気がして、すごく刺激になりました。役者としてのあり方というか、役に取り組む姿勢はすごく勉強になりました。

ひとつの役にどれだけ深く向き合うと自分のものになるのか、その役になれるのか、人それぞれのやり方があって正解はないのかもしれませんが、ナディアや拓海を演じたことで、上村さんの意見や役に対する姿勢などを直に感じることができて、私の「役」に対する姿勢や準備の質はとても変化したと思っています。今後の役者人生に関わるとっても大きな経験をさせていただきました。

――撮影中の思い出や印象的なことがあれば教えてください。

【坂巻有紗】撮影は体力勝負ということで、毎日栄養ドリンクを飲んでいたのですが、ある日忙しくて栄養ドリンクを買えない日があって...。あ〜悲しい〜と嘆いていたらなんと、鈴原ゆりあちゃん(王優役)が栄養ドリンクを差し入れしてくれたんです!しかも私が毎日飲んでいたもので。その時は本当にゆりあちゃんの優しさに救われました!ありがとうございました!

――多様性がテーマになっている作品ですが、多様性についてどんな思いがありますか。

【坂巻有紗】その人のあり方にルールや正解はないわけで、一人ひとりが生きやすい世の中になるのが理想だと思っています。これからもいろんな人が受け入れられる世の中になっていってほしいし、そういう方達がもっともっと自分を出していける世の中になっていってほしいです。

――大黒摩季さんが書き下ろした主題歌に、坂巻さんもコーラスで参加してますが、いかがでしたか。大黒さんから何かアドバイスはいただきましたか。

【坂巻有紗】すごくすごく楽しかったです!レコーディングスタジオでのレコーディングは人生で初めての経験だったので、とても刺激になりました。また、私自身歌が大好きで歌手としての活動も今後していけたらと思っていて、ALISA.(アリッサ)として活動し始めた矢先に、あの大黒摩季さんとお会いして一緒に歌わせていただくなんて。とても素敵で貴重な経験でした!ありがとうございました!

大黒さんからは、Zeppやドームといった会場の広さで声のボリュームや質を変えていこう、というアドバイスをいただきましたが、Zeppもドームも歌手として経験したことがない私からしてみれば、かっこいいアドバイスだなぁと。私もいつかその場に立ちたい!と思いました。

■殺人鬼やサイコパスな役を演じてみたい

――5月28日に開催された「湘南祭」にアーティストとして参加、歌唱を披露されましたね。いかがでしたか。

【坂巻有紗】とっても楽しかったです!後日、地元の新聞にも写真付きで取り上げていただいたりして、本当にすごく幸せな時間でした!屋外で、しかも浜辺で海も見える場所でライブをしたのは初めてで、皆さんの熱気や歓声がひしひしと伝わるライブは、こんなにも楽しくてこんなにも声が届くものなのかと感動しました。また出たいです!!!

――6月2日に公開された映画「スパイスより愛を込めて。」の出演も含め、俳優としての活動を広げられていますが、舞台「Les Misérables〜惨めなる人々〜」では、エポニーヌ役として出演されますね。坂巻さんにとって初めての舞台になりますが、どんな風に演じてみようと思っていますか。

【坂巻有紗】人生初の舞台ということで、緊張はしていますが、楽しもうという気持ちの方が大きいです!私なりのエポニーヌを精一杯演じていけたらと思っています。よろしくお願いいたします!

――舞台の魅力は何だと思いますか。

【坂巻有紗】お芝居は生で、その時その時で変わるところが魅力だと思っています。

――映画でも舞台でも、今後、演じてみたい役柄を教えてください。

【坂巻有紗】殺人鬼やサイコパスな役を演じてみたいです。映画「キャラクター」で、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが演じた殺人鬼の役を見てから、私も演じてみたいという気持ちがすごく強いです。

――最後に、坂巻さんを応援しているファンに向けて、メッセージをお願いします。

【坂巻有紗】いつも応援してくださる皆さん、ありがとうございます!最近たくさんのことに挑戦させていただいているので、もっともっといろいろなお仕事に挑戦して、皆さんとお会いできる機会をこれからもたくさん作れるように頑張ります!

坂巻有紗プロフィール
2000年9月23日生まれ、埼玉県出身。
「TGC teen」「関西コレクション」などモデル活動のほか、女優として短編映画「魔女」「CAT」(2020年/大塚祐吉監督)でW主演を務め、「夜を走る」(2022年/佐向大監督)で長編映画デビュー。国連UNHCR「リスト::彼らが手にしていたもの」(2022年/関根光才監督)ほか、広告では「GMOとくとくBB光」WEBイメージキャラクターとして出演。現在「スパイスより愛を込めて。」(瀬木直貴監督)が公開中。「GONZA」(千村利光監督)は6月30日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。

文(回答)=坂巻有紗 取材・撮影=野木原晃一

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