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【パンダWalker】最新作は謎の「漆黒ウサギ」⁉「パンダ宮司」が率いる有鹿神社の仲間たちがスゴイ!

  • 2022年12月27日
  • Walkerplus

2017年6月10日放送のテレビ取材をきっかけに誕生した有鹿神社(あるかじんじゃ)の人気キャラクター「パンダ宮司」。神奈川県最古の神社に突如姿を現した「パンダ宮司」は今や神社の顔的存在だ。そんな「パンダ宮司」にはたくさんの仲間が存在している。イカやタコのほか、来年の干支・ウサギも登場!個性豊かな「パンダ宮司」の仲間たちを、お守りや御朱印などと合わせて紹介していこう。

■「パンダ宮司」の仲間が誕生したワケとは?
パンダの被り物をした宮司=「パンダ宮司」が活動するのは神奈川県海老名市にある有鹿神社。「神奈川のへそ」と呼ばれ、人間や動植物すべての命を生み育み、また、災厄を祓い清める神社としても知られている。「パンダ宮司」は、日本はもちろんドイツ、イギリス、中国などの海外メディアからも取材を受けるほどの人気ぶり。神事の奉納舞でも「パンダ宮司」のままで踊る姿がSNSで拡散され、ファンが増え続けているのだ。

そんな「パンダ宮司」の「中の人」は、同神社の禰宜(ネギ)である小島実和子さん。お手製のパンダヘッドを被り、禰宜の仕事を遂行するその理由は「神社に親しみを持ってもらい、皆さんの地域にある神社に久しぶりにお参りしてみようかなというきっかけになればいいなと考えています」と話す。

元々は小島さんのお父さんである宮司がパンダに似ており、その代理で取材を受けたことから生まれた「パンダ宮司」。しかし、この神社にはパンダだけでなく、レッサーパンダにタコにイカ、ネギに宇宙人まで、たくさんの仲間がいるのだ。

動物に野菜、はては地球外生命体まで、なぜそんなチョイスを!?と聞くと、それは有鹿神社が所蔵する、1377(永和3)年の「有鹿明神縁起」と1585(天正13)年の「同続縁起」に由来するそうだ。

「どちらにも、神社の水辺に多くの動物が集って憩い、また祭に際しては神楽(かぐら)が奉納されたことが書き記されています。残念ながら有鹿神社特有の神楽は現代まで残されてはいないのですが、いずれ再興できたらいいねと宮司と話しています」と小島さん。

さらに「神道ではすべてのものに神様が宿っていると考えられています。太陽、土、水、植物、動物、人、人が作ったもの。あらゆるものが神様のあらわれであり、古来日本人はすべてのものに感謝して生活してきました。そういう理由から、有鹿神社には動物だけではなく、ネギやキャベツ、ヒマワリ、キノコ、レモングラスなど野菜&植物キャラクターもいます。ついでにタコ焼きもいます。モバイル型ロボット『ロボホン』を使ったロボ巫女ちゃんもいますよ」と想像の斜め上を行く驚きのメンバー紹介がなされた。

■イカにネギに、キャベツに宇宙人!「パンダ宮司」の仲間たちを紹介!
すべてのものは神様のあらわれ。それを表現したキャラクター達を紹介していこう。
★ネギ禰宜★
「パンダ宮司」と人気を争うのが「ネギ禰宜」。「祭祀舞奉納」での踊りや、「茅の輪くぐり」をする姿がSNSで大拡散されている。全長は3.4メートル以上で、写真に納まりきれない。

★レッサーパンダ宮司★
「ネギ禰宜」に続く出没率。黒い植物だけを集めた「厨二病庭園」の管理人でもあり、庭園作りに精を出す。後ろについている立派な尻尾がチャームポイント!実は「ネギ禰宜」と「レッサーパンダ宮司」の中の人はすべて小島さん。舞う時は1人3役で大忙しだ。

続いては、レアキャラ達を紹介していこう!

★イカ巫女★
つけまつ毛命の地球外生命体。動くたびに目の中の青い玉が揺れて躍動感満点。ほか、「タコ禰宜」もいる。

★ネガさん★
「パンダ宮司」の白黒が反転!「祭祀奉納舞」の舞台で見かけることがある。

★巨大キャベツ★
神様にお供えする食事「神饌(しんせん)」の化身。葉の内側から素朴な表情の顔がのぞく。

★巨大ヒマワリ★
おでかけ大好き。ヒマワリヘッドをひっくり返すと買い物カゴにもなる2WAY仕様。

★ロボ巫女★
身長約20センチのモバイル型ロボット「ロボホン」が巫女となって奉仕。歌って踊れるかわいい子。大人気イベント「ライトアップ祭祀舞奉納」では、MC担当女子としても活躍。

★天人宮司★
これはレア。有鹿神社の境内社の1つ「有鹿天神社」の宮司でありながら地球外生物?地球語が苦手でシャイな性格。宇宙人「グレイ」によく似ている。

■干支にちなんだキャラも!
「パンダ宮司」が爆誕したのち、干支のアニマルヘッドを作り出した小島さん。現在、イノシシ、ネズミ、ウシ、トラの各ヘッドがそろっており、その年が終われば12年後に備えて眠りにつくのだ。
★イノシシ宮司★
ふくよかな顔立ちの「イノシシ宮司」。

★ネズミ宮司★
金色のアイラインがゴージャスな「ネズミ宮司」。

★子ウシ宮司★
角は小さく、まだまだ子牛。次に登場するのは2033年!

★トラ宮司★
金色で描かれたトラ柄が魅力。顔にはヒゲも生えている。

■最新作は2023年の干支「ウサギ」。たれ耳タイプと角ありUMAが爆誕⁉
さて、2022年の寅年が終わろうとしている今、次の干支「ウサギ」の存在が気になるところ。どんなものになるのか小島さんに聞いてみると…。

「今回はなんと3体あります。『ウサギ宮司』『ウサギ巫女』、そして最近完成した『ジャッカロープ』です」

最初に登場したのが「ウサギ宮司」。これまでの干支シリーズを踏襲し、頬に「卯」の文字がくっきり!耳がピンと立っているのも特徴。

その約1カ月後に誕生したのが「ウサギ巫女」。こちらはたれ耳が特徴の「ロップイヤー」タイプだ。

そして「一番紹介したい」と小島さんが言うのが漆黒の顔を持つ「ジャッカロープ」!「ジャッカロープ」とは、角の生えたウサギのこと。アメリカのワイオミング州に生息しているとされるUMA(未確認生物)だ。さすが小島さん、宇宙人宮司を作るだけあって、謎への探求心が漆黒のウサギを爆誕させてしまった。

Twitterには製作工程も公開されており、黒いインクまみれになったり、作ったばかりのヘッドを落として修正したりとハプニングもたくさんあった。それを乗り越え、細かな修正と工夫を経て謎のウサギ「ジャッカロープ」は誕生。

角には、ガラス粒をちりばめ、さらにトップコートを塗って凹凸を出した。目にはレジンを塗って独特の存在感を極めた。目の位置に穴をあけて内側から視野を確保、こうしてUMAらしい漆黒の謎ウサギが完成した。2023年は3体のウサギが大活躍するはずだ。

■お守りや限定御朱印にも「パンダ宮司」がいっぱい
さて、有鹿神社の授与品もチェックしてみよう。「パンダ宮司」をモチーフにしたお守りや絵馬などがいっぱい揃っている。

交通安全守や金運守には「パンダ宮司」の刺繍が。オリジナルの御朱印帳(1冊2200円)もある。

★令和5年 有福玉御朱印★
毎年デザインされる初詣限定の御朱印はぜひチェックしておきたい。

「この御朱印は『パンダ宮司』や『ウサギ宮司』などが、有鹿の大神様から預かった有福玉を参拝者に授与する、というおめでたい絵柄となっています。1枚500円(書置きタイプ、A5サイズ、金銀砂子和紙見開き、角印・日付以外は印刷)、御朱印3枚授与(1500円)なら『パンダ宮司』か『ネギ禰宜』柄のクリアファイルに入れてお渡しいたします。5枚授与(2500円)ならもう1枚クリアファイルをお付けします」と小島さん。「最新キャラクターである、謎の角ウサギ『ジャッカロープ』の絵柄も作りました。もしかすると裏メニューとして、密かに誕生した『人参宮司』柄が登場するかも?」と創作意欲に燃える小島さんであった。ちなみに初詣限定の御朱印は2023年6月末まで授与予定。入手できる期間は長いのであせらずゆっくりお参りを。7月以降も、あらかじめ連絡をすれば用意してくれるそうだ。

また、遠方や混雑を避けたいという参拝客も多かったことから「今年は、遥拝(遠くから神様に向かって拝礼すること)される皆様にも御朱印の通信授与を行います」と小島さん。『パンダ宮司』など初詣の御朱印も受付可能なので、公式サイトからメール、または電話で予約を。※発送は2023年1月10日(火)以降を予定

■黒い植物だらけの「厨二病庭園」にも行ってみよう
このように「パンダ宮司」が誕生して以来、さまざまな宮司や巫女が誕生し、日本はもちろん世界各地からも参拝客が増えた有鹿神社。「パンダ宮司」に会うなら「祭祀舞奉納」を狙って足を運ぶのが確実だが、お守りなどの授与所に行けば会える確率も高いので、ぜひ足を運んでみよう。

その時、あわせて訪ねてほしいのが駐車場の北東部にある「厨二病庭園」だ。これは「レッサーパンダ宮司」入魂の「境内庭園化計画」によるもの。「こちらは、黒い植物を集めた庭です。黒い葉や黒い茎、黒い花、黒い実などさまざまな種類を育てています。ほとんどの植物は季節によって黒さが変化しますので、時期によってはあまり黒くない時もありますが、深い黒色を、めくるめく闇色の庭を目指して日々手入れをしています。その時期の黒への過程をお楽しみいただければと思います」と小島さん。

また、黒に対して白を基調にした「ホワイトガーデン」もある。「境内社の『有鹿天神社』の西側には主に白い花や白い葉の植物を植えています。天神社の北東、通称『天神北』に白いベンチを置いて可愛くしました!」と小島さんは解説。こちらも訪問してみては。

年末年始について聞くと「初詣は、今年も分散参拝を呼び掛けております。余裕を持って、あわてることなく穏やかな心で初詣にお越しいただけたらと思います」

「パンダ宮司」が踊る「祭祀舞奉納」のスケジュールや授与品の最新情報は、有鹿神社公式サイトやTwitterなどのSNSで発信されるので、チェックして参拝しよう!

取材・文=田村のりこ

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