【漫画】うつ病の人に「頑張れ」は禁句。では、どんな言葉をかければいいのか?/うつ逃げ

  • 2022年8月31日
  • Walkerplus

SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。

コミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間を、お届けする。


今回は、復職当日「みんなの前でこれからは頑張りますって挨拶して」と言われたなおにゃんさん。しかし、いっぱいいっぱいな現状の中、「これ以上頑張れないし、嘘でもそんなことは言えない」と混乱した彼女は、会社のトイレにこもり号泣してしまう。

■「頑張れ」はしんどいので「のんびりマイペースにいきましょう~」と声がけ
うつ病の人に「頑張れ」という言葉はNGだと、筆者も聞いたことがある。では、なんと言葉をかければ良いのだろうか。なおにゃんさんに当時かけられたかった言葉や、自身はどのような声がけをしているのか聞いてみた。

「『頑張りすぎずに頑張ってね』というニュアンスを伝えたいけど、それに合う言葉がなかなか見つからないですよね。英語で言う『take it easy』のようなフランクに使える言葉が、日本語でもあったらいいなと思います。私は『頑張れ』という言葉がしんどかったので、同じうつの方には『のんびりマイペースにいきましょう〜』などと言うようにしています。あと当時は、『人生長いから大丈夫〜』と言ってもらえたら、嬉しかったと思います」

その後部署を変えてもらい仕事をしていたものの、うつ病が寛解していなかったこともあって、ひたすら無気力な毎日だったという。

「復職しても、定時に出社できなかったり休んでしまったりとちゃんと働けなくて、毎日が自己嫌悪でした…。この時は本当にうつがひどくて、プライベートも無気力。せっかくの休日も、『今日寝てまた1日経ったら仕事だ…』と、ネガティブに考えてしまい、楽しむことができませんでした。体もぐったりしていて、家ではほとんど寝て過ごしていたように思います」

頭が混乱して真っ白になったという復職当日から、およそ5カ月ほどで二度目の休職に入ったなおにゃんさん。これからは彼女の人生を変えたという、二度目の休職について描かれる予定だ。今後の展開も注目したい。

取材・文=石川知京

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