白菜が美味しい季節ですね。実は、白菜にはつやプラ世代の方にぴったりな効能が詰まっています。旬の今こそ食べなきゃもったいないとはいえ、むずかしいレシピでは活用しにくいですよね。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、お悩み別「白菜と組み合わせたい味噌汁の食材」をご紹介します。白菜と組み合わせる食材がキーワードととなります。
薬膳の世界において「白菜」は身体の余分な水分を外に出す働きがあるので、むくみ対策に効果的だといわれています。余分な水分はむくみだけではなく冷えやだるさにもつながりますので、白菜を食べて水分をスムーズに外に出しましょう。
また、身体の熱を静める性質もありますので、イライラやほてりにも良いといわれています。つやプラ世代の方のお悩みのなかで「気持ちのアップダウン」や「ほてり」について相談を受けることも多いのですが、そんな悩みにも寄り添ってくれる食材です。
むくみを改善させるためには、身体から余分な水を追い出すほかに追い出す力そのものであるエネルギーも必要となります。
ですので、余分な水分を外に出す働きのある白菜とエネルギーになる豚肉を組み合わせました。この2つだけだと冷えに傾くので、お腹を温める生姜を入れることでバランスがとれます。
3つの食材とも、身体にこもった熱を静める役割があります。ほてりを感じる時はクールダウンさせてうるおいを与えることが大事。白菜、わかめでクールダウンをし、豆腐でうるおいを与えましょう。
ただし、熱を静めるため、どの食材も冷やす役割があります。冷えが気になる方は、生姜やネギなどの身体を温める食材もプラスすると良いでしょう。
この3つの食材は薬膳の世界において、胃腸の調子を整える働きがある「健脾(けんぴ)食材」だといわれています。
胃腸の調子が良くないと、せっかく身体に気を遣った食事をしても栄養に変えることがむずかしくなってしまいます。なので、この組み合わせのお味噌汁を普段から意識して作ることをおすすめします。
油揚げや厚揚げなどの大豆製品をプラスするとさらに胃腸を労わる組み合わせになります。
白菜は身体を少し冷やす性質です。生でも食べることができますが、生で食べると胃腸が冷えやすくなる原因につながります。冬場はサラダではなく、お浸しや鍋、味噌汁などの加熱を基本とした調理法を心がけましょう。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
【関連記事】
・コーヒーが美容ドリンクに!?ちょい足ししたいスパイス4つ
・冬ダイエットを成功に導く!代謝UPに役立つ冬の食材3つ
・実は冬は痩せやすい季節?冬ダイエットを成功させるお茶4選
・「味変」で栄養価UP&毎日飽きない!納豆にプラスしたい食材