
【管理栄養士が解説】40代になって、太りやすくなったと感じている人は多いのではないでしょうか。実は、朝ごはんの内容や食べ方によって太りやすくなることがあるのです。今回は、40代が避けるべき「NG朝ごはん」をご紹介します。
■Q. 40代女性です。体重の増加が気になるのですが、気を付けるべき朝ごはんはありますか?
Q. 「最近体重が増えてきて、特に朝ごはんに原因があるのではと気になっています。40代になってから気を付けた方がよい朝食の内容や避けるべき食べ方があれば教えてください。」
■A. タンパク質を摂取し、よくかんで食べることが大切です。
まず、食べることで代謝が上がるため、朝食をとらないのはNGです。年齢とともに基礎代謝が低下して体重が増えやすくなりますが、だからといって朝食を抜くと、筋肉を構成しているタンパク質がどんどん分解され、筋肉量が減ってしまいます。
すると、代謝がさらに落ちて痩せにくい体に……。また、野菜ジュースやスムージーだけの朝食もタンパク質が不足してしまいます。
朝食には、焼き魚や納豆などの和食、卵料理などの洋食が理想的です。時間がない場合は、コンビニで手軽に買える鮭おにぎりやチキンサンドイッチなど、タンパク質がとれるものを選びましょう。
また、よくかんで食べることで交感神経が刺激され、代謝が活発になります。液体だけの食事ではこの効果が得られないため、固形物をしっかり食べることも重要です。
加えて、果物でビタミンやミネラルを補うと、代謝がスムーズになります。毎日の朝食を見直すことで、体重増加を防いで健康的な体を維持することができますよ。
▼岡田 明子プロフィール管理栄養士。特別養護老人ホームや病院での栄養指導・給食管理に携わったのち、2014年に一般社団法人NS Laboを設立。個々の生活習慣に合わせた的確な指導に定評があり、食事サポート実績は延べ1万人に及ぶ。『朝だから効く!ダイエットジュース』(池田書店)など著書多数。
岡田 明子(管理栄養士)