男雛の水干の衿、細身の袴、女雛の小袖のきもの、どちらも室町時代を思わせる優雅な衣装です。金襴豪華な友禅染め和紙を使った作品です。艶やかな印象は、三月の節句の時期のインテリアにもおすすめです。
必要な材料
女雛、男雛に分かれて、材料表の図に部位別に記載があります。
「体・頭(女雛、男雛共通)」の折り方
01 中心に折り合せる
02 うらがえす
03 頭部に三等分の折り目をつけて折り下げる
04 左右とも1/2に折る(頭を折る)
くわしい頭の折り方は「頭の作り方(始めに)」を参照
05 まん中の三角を立てる
06 反対側からも同様に折る
07 中衿を半分に切り首にかける
08 左右と下を折る
09 無地の重ね衿(2枚)を着せる
10
●男雛
11 左右を折る
●男雛
12 できあがり
●女雛
11 着物と同柄の重ね衿を着せる
●女雛
12 左右を折る
●女雛
13 できあがり
「頭」の作り方(始めに)
※「体・頭(女雛、男雛共通)」の作り方の手順04に関連しています。
【頭の折り目】
★三等分の具合で顔幅が決まります。きちんと三等分でも良いし、太め、細め、と自由に加減して下さい
★紙によって、裏が白くない場合は 頭になる部分だけ、三角形の白紙をのりで貼って下さい
「着物・下(女雛)」の折り方
01 下を折る(更紗または友禅)
02 右端を中心まで折る
03 重ね(こうぞ)も同じように折る
04 図の様にずらして重ねる
05 3つ折りする
06 体に着せる
07 できあがり
「髪(女雛)」の折り方
01 左側を折る
02 上下半分に折る
03 図の様に切って左にひらく
04 前髪の形を切る
05 開く
06 できあがり
「冠(女雛)」の折り方
冠の形に切る
「烏帽子(えぼし)」の折り方
01 半分に折る
02 左右を中心に折り合せる
03 左右を中心に折り合せる
04 上の1枚だけを折ってのりづけする
05 下の三角部分をポケットの中に入れる
06 こよりをつくって貼る
07 烏帽子のたれを切って貼る。うらがえす
08 できあがり
「着物・上(女雛)」の折り方
01 三等分の折り目をつけ左右を5mm折る
02
03 「重ね袖」の袖口になるところを5mm折る、2枚
04 重ね袖を02の左右に横へ1~2mmずらしてのせる(上下はそろえる)全体を半分に折り上げる
05 Aの折り目で下から4.5cm切り込み、5mm段折りする
06 両角を折る
07 折り下げる
08 袖を出しながら中心へ抱き合わせに折る
09 できあがり
「袴(男雛)」の折り方
01 半分に折る
02 三等分に折る
03 左右を中心で折り返す
04 左右をひらいてつぶす
05 足先を折る
06 足先を後ろに折ってうらがえす。
07 上部を折る
08 うらがえす
09 できあがり
「着物 (男雛)」の折り方
01 柄の紙に衿の穴を切り抜く。左右5mm折る
02 無地の紙に、衿の穴を切り抜き左右を0.3cm折る。01の紙の下に重ねる
03 5ヶ所をのりづけしてうらがえす
04 中心に折り合わせ、折り目(A)をつけてうらがえす。
05 袖が身頃にのる様にAの折り目で5mm段折りする
06 一度ひろげ、内側の折り目に5cm切り込みを入れ斜めに折り、段折をもどす
07 袖の上下を2cm折る
08 前身頃を中心から4.5cmの位置で1cm段折りする
09 半分に折る
10 できあがり
本「雅の世界を和紙で折る 和紙折り紙人形」の紹介
ご紹介した『和紙折り紙人形「立ち雛(京雛)」』のレシピを掲載している本はこちらです。
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