
雅の世界に思いを馳せて、和紙で折り紙人形を作りましょう。誰もが知っていて、百人一首のかるたでもおなじみの紫式部。平安の王朝絵巻き「源氏物語」の雅な世界を和紙の美しさで表現しました。着物、袴、顔などを別々で作り、組み合わせて完成します。

百人一首「めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」
必要な材料
「着物」「体」「色紙」の3つに分かれて、材料表の図に部位別に記載があります。
「髪(体)」の作り方
01 両脇を斜めに折る

02 上から5cm残して髪を切る

03 人形の頭を包むようにかぶせて、こよりで束ねる
「袴」の作り方
01 折り目をつけてたたむ

02 1/4のところに折り目をつける

03 開いて四角くたたむ

04 上下から折る。うらがえす

05 四方を1cm幅で折る

06 できあがり
「裳(も)」の折り方
01 裾を折って箱ひだをたたむ

02 上の部分5cmに縮め、途中を段折りする
「引腰(ひきごし)」の折り方
01

02 典具帳を筒状に折り、つなぎめに友禅を貼る
「帯」の折り方
01 三等分に折る

02 引腰と裳を貼りつけて折る

03 友禅を貼ってできあがり
「単衣の袖口と裾」の折り方
01 端を1cm折り、適当な幅でひだをとる

02 左右の袖口と裾に合わせて切り分け、のりづけする
「着物」の折り方
01 4枚の紙を次の順に重ねて折る
①友禅 ②こうぞ(ピンク)③こうぞ(緑)④こうぞ(オレンジ)

02 4枚重ねて3ヶ所に切り込みを入れる

03 三等分に折り頭を作る

04 1番下を5mm裏に折り、順に2mmずつ多く折って重ねを見せる。3等分した頭を裏側に折りながら中央の切り込みから出して★の線で折る

05 ①~⑦の順に折り目どおりに折る

06 ⑧~⑭の順に折り目どおりに折る

07 肩の部分を折り込む

08 単衣(ひとえ)の袖口と裾をつけ、袴に重ねる。
裳を着せ髪をつける。写真を参考に形を整える。
本「雅の世界を和紙で折る 和紙折り紙人形」の紹介
ご紹介した『和紙折り紙人形「紫式部」』のレシピを掲載している本はこちらです。
折り紙のレシピをもっと見たい方におすすめ!
和紙折り紙人形「紫式部」のレシピに興味のある方にぜひおすすめしたい、折り紙に関する本をご紹介します。