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折り紙手芸の基礎「よくある質問・困った時のQ&A」

  • 2022年6月11日
  • NUKUMORE

小さな三角形のパーツで作る、人気の折り紙手芸。ここでは、作品の制作中に出てくる「よくある質問」をまとめてみました。初心者の方にもわかりやすく解説しています。是非ご利用ください!

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Q:パーツをきれいに折るコツは?

A:最初に横に半分、縦に半分と折る時にきっちり折る事です。パーツの大きさが揃っている事が大切なので、できるだけ正確に折りましょう。
次に三角に折る時は、紙の厚みなどを考えて、折り重なる事のないように、少しずつ隙間をあけながら折ります。
また、「ゆとり分」が左右対称にできない場合は、定規をあてて折り上げると良いでしょう。 定規を「ゆとり分」のところにあてます。
lbs3116_p11_flow_1_1654132276 折り上げます。 lbs3116_p11_flow_2_1654132295 「ゆとり分」が左右対称にできました。 lbs3116_p11_flow_3_1654132303

Q:パーツの持ち方、ポケットのひらき方は?

A:特に決まりがあるわけではありませんが、親指と人差し指でポケットの両端をはさんで持ち、軽く押してひろげます。とんがり部分を持つほうが痛くなるので、時々パーツの向きを変えるようにしましょう。 親指と人差し指でポケットの両端をはさんで持ちます。 lbs3116_p11_flow_4_1654132338 しっかりポケット部分をげた方がかぶせやすいですね。 lbs3116_p11_flow_5_1654132355

Q:「ゆとり分」はなぜ必要なのですか?

A:パーツをかぶせる時にポケット部分を広げやすくするためと、パーツのとんがり部分をきれいに保つためです。しかし、「ゆとり分」がなくても組み立てる事はできるし、良い悪いというものではありません。
「ゆとり分」がないパーツで組み立てると「とんがり部分」が引っ張られ、作品の表面が丸くうろこ状に並びます。これは、好みの問題です。 「ゆとり分」のあるパーツで作った作品 lbs3116_p11_flow_6_1654132381 「ゆとり分」のないパーツで作った作品 lbs3116_p11_flow_7_1654132389

Q:かぶせ方の段差はどれくらいが適当ですか?

A:パーツの折り方自体に個人差があるので段差を指定する事は出来ません。あくまでもバランスを見ながらかぶせ方を均一にし、横ラインを揃えるようにしてください。組み立てた後、のりづけする前にパーツの並びを揃えるようにしてください。
平面作品の場合は表になる方をなだらかになるようにした方が、仕上がりがきれいですね。
私は、軽く組み立ててキリの良いところまで(4~5段)来たら形を整えながら、パーツを少しずつ押して各段のラインを揃えるようにしています。
組み立てた後は、あまり怖がらず、丸めたり、上から押したりして形を整えてください。ただ、力任せに押すと、パーツの並びがガタガタになりやすいので、押しては横ラインを揃えるという作業を繰り返しながら、形を整えてください。 手で押したり、曲げたりします。 lbs3116_p11_flow_8_1654132452 机に軽くたたきつけて水平を確認します。 lbs3116_p11_flow_9_1654132462

Q:丸みを出すコツは?

A:かぶせる時、外側の面に沿わせるようにパーツをかぶせると、すり鉢状に広がっていきます。内側の直角部分がくっつくように、外側のとんがり部分が突き出る感じにすると、丸みが出しやすいと思います。
また、パーツを組み立てた後、作品の内側に両手の親指を入れて持つような形にして、丸くなるように形を整えてください。組み立てた後は、あまり怖がらず、丸めたり、上から押したりして形を整えてください。
ただ、力任せに押すと、パーツの並びがガタガタになりやすいので、押しては横ラインを揃えるという作業を繰り返しながら、形を整えてください。 「とんがり部分」がギザギザに飛び出しています。 lbs3116_p11_flow_10_1654132514 裏側はなだらかです。 lbs3116_p11_flow_11_1654132525 「とんがり部分」がなめらかに揃っています。 lbs3116_p11_flow_12_1654132534 裏側はガタガタしています。 lbs3116_p11_flow_13_1654132543

Q:円形底の中心の穴が大きくなりすぎるのは?

A:底のパーツとのりづけに関係しています。のりづけの位置がとんがり部分より内になっている場合、パーツのゆとり分が多すぎる場合などが考えられます。
底は「ゆとり分」のあるパーツを使い、側面1段目に「ゆとり分」のないパーツを使うと、穴を小さくする事ができます。また、底と1段目の両方に「ゆとり分」なしのパーツを使っても、同じ事が言えます。 のりづけ位置が「とんがり部分」より内になっている場合。 lbs3116_p11_flow_14_1654132588 側面1段目に「ゆとり分」のないパーツを使いました。 lbs3116_p11_flow_15_1654132597

Q:円形底の中心が突き合わせになって飛び出してくるのは?

A:側面2段目から『裏ざし』する場合によく出る現象です。『裏ざし』する側面のパーツは「ゆとり分」を充分に取り、垂直方向に組み立てていくように注意します。
また、底の枚数が少ないと、たとえ『表ざし』の作品でも、底の中心が飛び出す傾向にあります。20枚より少ない時は注意が必要です。側面1段目をかぶせる時に、中心に向かって押しながらかぶせましょう。
中心でねじれる事もあります。ねじれても平らにした方が良いですね。 側面2段目に『裏ざし』をした場合に底の中心が飛び出してしまいがちです。 lbs3116_p11_flow_16_1654132634 中心でねじって飛び出さないようにします。1段目をかぶせる時に力を使います。 lbs3116_p11_flow_17_1654132644

Q:底を作る時、のりがはずれやすいのは?

A:次の点に注意して作ってください。
●パーツの向きを揃えて5~6枚持つ事(揃えにくい時は3~4枚)
●ボンドはとんがり部分の先の方に少量つける事
●乾くまで洗濯ばさみで押さえておく事:束どうし、あるいは円形につなぐ時に洗濯ばさみを使う位置は、パーツをひらいてパーツの中から中にまたがるように止め、けっしてのりづけした部分を割らないようにする事です。 パーツのボンド付け位置を確認。 lbs3116_p11_flow_18_1654132704 洗濯ばさみを使う位置は、パーツがひらけるところです。 lbs3116_p11_flow_19_1654132716

Q:組み立てた時にパーツの並びがねじれてくるのは?

A:かぶせる時の「くせ」で、誰にでもある事です。利き手があるので仕方ないのですが、かぶせ進む方向を右回り、左回りと交互に変えて組み立てると解消できます。あるいは、2・3段かぶせる度にパーツの傾きを修正しながら、組み立てるようにします。 パーツの並びがねじれています。 lbs3116_p11_flow_20_1654132745 右回り、左回りと交互に変えて組み立てるときれいに並びます。 lbs3116_p11_flow_21_1654132765

Q:『裏ざし』なのにふくらんでしまうのは?

A:かぶせる時にパーツを傾けすぎているのでしょう。のりづけしながらかぶせた場合、修正はムリですが、まだのりづけをしていなければ、手のひらでコロコロころがして形を整えます。それからパーツの陰にボンドをさし込んでのりづけします。
『裏ざし』の場合は竹串を使った方が良いでしょう。 胴がふくらんでいます。 lbs3116_p11_flow_22_1654132879 手のひらではさんで形を整えます。 lbs3116_p11_flow_23_1654132888

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