
ハトメを開ける際に使用する便利な「ハトメパンチ」の使い方やその種類について詳しく解説しています。人気の両面タイプや、コクヨ製品など、注目商品が勢揃い!すぐに始められるハトメパンチを使った参考作品のレシピもご紹介しています。
はじめに
布や紙に穴を開けてリングの金具で補強する「ハトメ」は、誰もが普段目にしています。靴紐を通す穴や、バッグの紐を通す穴などによく使用されているのがハトメです。
ハトメを施すのはプロではないと難しそうに思えますが、実は「ハトメパンチ」という工具を使えば誰でも簡単に装着可能です。ハトメパンチを使えば、ハトメを使ったおしゃれなハンドメイド作品にも挑戦できてしまいます。使い方はシンプルですが、アイデア次第で様々な使い道が生まれるのも魅力です◎
この記事では、ハトメパンチを選ぶ際の注意点や使い道について解説しています。おすすめのハトメパンチも厳選してご紹介しているので、どれを買おうか悩まれている方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
ハトメパンチとは
ハトメパンチとは、ハトメを付ける際に使用する専用の工具 のことです。
ハトメパンチを使用しなくても木づちやハンマーを使用してハトメを付けることは可能ですが、穴の位置がずれてしまったり、ハトメが潰れすぎてしまったりと、慣れるまでに時間がかかってしまいます。
ハトメパンチはハトメを設置して手で押さえるだけなので、非常に簡単にハトメを付けることができるのです。
ハトメを使ってできるハンドメイドのアイデアを少しご紹介します!
*ハトメを使った作品
●紙袋の上部にハトメを打ってリボンを通す、オリジナルのギフト袋に!
●ブレスレットなどのアクセサリーやバッグなどの、レザークラフトに!
●好きな布にハトメを打ち、壁に吊るして、ガーランドやタペストリーに!
●結婚式の手作りサンキュータグに!
●フォトブックの左端に2つハトメをうち、紐を通してアルバムに!
ハンドメイドだけではなく、テントやエプロン、トラックの幌など、実用的なシーンでも活躍します。ハトメパンチを使いこなせば、DIYの幅も広がりますよ♪
ハトメパンチの選び方(ポイント・コツ)
ハトメパンチを選ぶ際には、いくつポイントがあります。一番の注意点としては、ハトメのサイズは豊富なので、それに伴いハトメパンチのサイズも変える必要がある点です。誤ってサイズ違いのハトメを購入してしまうと、また買い直さなければならなくなるので、購入の際は確認を十分行うようにてください。
他にも、ハトメパンチを選ぶ際のポイントが3つあります。
*ハトメパンチは両面用?片面用?
ハトメには、「両面用」と「片面用」の2種類があります。一見同じに見えますが、裏から見ると全く仕上がりが異なります。
「片面用」は、抑えがないのでギザギザとしたハトメの金具が剥き出しになるのが特徴です。
「両面ハトメ」は、両側から押さえるのでその分少し厚みが出ますが、見た目が綺麗に仕上がりやすいので、初めてハトメパンチを購入される方は両面用を選ぶと間違いありません。
*下穴開け機能はついているか?
ハトメを付ける際は、はじめに「穴あけポンチ」という工具を使用して穴を開ける必要があります。穴開け自体はそこまで複雑な作業ではありませんが、穴あけポンチの他に、ゴムや木の板の下敷きやハンマーを用意しなければなりません。
もし道具をたくさん用意したくない!という場合は、下穴開け機能のついたハトメパンチが便利です。簡単にハトメを取り付けられるので、大量にハトメをつけたい方にもおすすめです。
*ハトメがセットになっているか?
先ほども少し説明したように、ハトメパンチにはそのサイズに適したハトメを一緒に選ぶ必要があります。あらかじめ同じサイズのハトメがセットになっていれば、サイズを間違える心配はありません。
買い直すリスクもなくなるので、初めてハトメパンチを購入される方にはハトメもセットになっている商品が安心です。
★POINT★
ハトメには裏表があるので、説明書をみながら確認して行いましょう。押さえるときの力加減も「弱すぎず強すぎず」を心がけて!コツを掴めば楽しくなりますよ♪
おすすめのハトメパンチ・道具
『コクヨ純正ハトメパンチ』

数あるハトメパンチの中でも大人気のコクヨ製品です。誰もが聞いたことのある文房具メーカーだけあって、作りがとてもしっかりしています!
初めてハトメを開ける方にとっては嬉しい下穴開け機能がついているので、他に工具を用意する必要はありません。奥行き調節ゲージが付き、メジャーや定規を使用しなくても綺麗にハトメを装着することができます。
ハトメが250個も入ったお得なセットです。穴径は5mmと小振りなので、大量のタグ製作におすすめです♪
『オープン工業 ハトメパンチ』

こちらも、下穴開け機能付きなので、持ち手を押すだけで簡単にハトメを取り付けられます。1穴パンチとしてもお使いいただけ、最大で30枚の用紙を束ねて穴を開けることが可能です。
便利な奥行き調節ゲージ付きで、バネもしっかりしているので、初めて扱う方も手を疲れさせることなく作業していただけます。
『SK11 両面ハトメパンチ』

穴径12mmのハトメパンチは最大取付厚も3.5mmと、かなり分厚めの素材にも対応できます。レザーやデニム、バッグに使用する帆布などにご使用ください。
穴あけポンチと10組みのハトメがセットになっています。ハトメはアルミ製でサビに強いので、アウトドア用品のアレンジにもおすすめです。
『サンドリー(SUNDRY)ハトメパンチ 4mm用』

穴径4mmと小さめのサイズ感なので、こちらもタグ作りなどの小物作成に便利です。革のスマホケースにストラップホールを取り付けたり、お洋服や帽子のアクセントにしたり、色々な使い方ができます◎
ハトメが100個もついてくるので、大量生産にもおすすめです。使わない時は、ストッパーでコンパクトに収納できます。
『ファミリーツール(FAMILY TOOL)両面ハトメ パンチセット』

両面ハトメに対応したこちらのハトメパンチは、アルミ製のハトメが15組セットになっています。4mmから15mmまで、豊富なサイズ展開です。
穴あけ用ポンチと、専用の下敷きもついているので、木づちかハンマーがあればすぐにご使用いただけます◎
『TRUSCO ハトメパンチ本体』

ポリプロピレン素材が珍しいこちらのハトメパンチは、300円台と価格もお手頃!これひとつで、4mm〜15mmの7段階のサイズに対応しています。アルミと真鍮どちらにもご利用可能です。
穴開けにはご自身で道具を用意する必要があるので、ハトメの穴開けに慣れた方におすすめの商品です。
『両面ハトメの玉 大容量10色 ランダム400セット』

穴径5mmの両面用ハトメが400個も入った、超大容量ハトメセットです!珍しいカラフルな色展開のハトメなので、ハンドメイドの幅が広がりそう♪収納ケースがついているのも嬉しいですね◎
穴あけポンチと打ち棒、打ち台も一緒についてくるので、初心者の方でもこれさえあればすぐにご利用いただけます。
『与一 皮パンチ 1.0mm』

ハトメ用の穴開けに便利な皮パンチです。抜群の切れ味で、ハンマーで軽く叩くだけで簡単に穴を開けられます。もちろんレザーだけでなく、厚紙やビニール、厚手の生地にもご利用可能です。
1.0mm〜15mmまで、19段階の豊富なサイズ展開です。ハトメ用としてだけでなく、ベルトの穴開けなどにもおすすめです。
『ファミリーツール(FAMILY TOOL)両面ハトメ 12mm』

ハトメをたくさん用意したい方に、100組み入りの大容量ハトメです!
サイズは画像の12mmのほか、8mm・10mm・15mmの4種類から、素材もアルミ・真鍮・ステンレスの中から、用途に合わせてお選びいただけます。ステンレス製ハトメを使われる際は、ステンレスに対応した工具が必要なので注意してください。
『 SK11 強力打ち棒 両面』

テントやトラックの幌などに適したステンレスのハトメには、ステンレス専用ハトメパンチをご利用ください。強力な打ち棒が、ガッチリとハトメを固定してくれます。
これひとつあれば、アルミと真鍮のハトメにもご使用が可能です◎
「ぬくもり」で紹介しているハトメパンチを使った作品
ハトメパンチを使うと、驚くほど本格的なバッグを作ることができます!ここからは、ぬくもりで人気のハトメパンチを利用した写真付きの手作りレシピを2点ご紹介いたします♪
「マリンブルーのパッチワークバッグ」の作り方

パッチワーク生地にハトメで穴を開けロープを通した、爽やかなバッグです。持ち手に使用したロープは長さを調節できるので、お好みのシルエットでお使いいただけます。
ハトメは、内寸0.8mmのものを使用してください。これより小さいとロープが通らなくなってしまうので注意が必要です。
レシピではマリンブルーのはぎれを使用していますが、もちろんお好きな色味の布を使っても大丈夫です!はぎれの組み合わせ次第で、色んな表情のバッグをお作りいただけます♪
「マリンブルーのパッチワークバッグ」の材料、作り方はこちらから
「巾着型リュック」の作り方

落ち着いた柄の和布地を使用したリュックのご紹介です。上品な小さめのサイズ感とシックな雰囲気で、リュックなのにカジュアルになりすぎません。
作業をする前に、接着芯を取り付けるのがコツです◎ハトメがちょうどいいアクセントになるので、ハトメの色で遊んでみてもいいですね♪マグネット式で開閉が簡単なので、普段のお出かけにも便利なデザインです。
「巾着型リュック」の材料、作り方はこちらから
おわりに
ハンドメイド作品の雰囲気をあっという間におしゃれに変えてくれる、ハトメとハトメパンチについてご紹介いたしました。
作る作品のイメージによって、ハトメのサイズや素材を使い分けるのがポイントです◎ハトメパンチを使いこなせると、いつもの手作りが一気にワンランク上の仕上がりになります。贈り物に使うメッセージカードや、手作りのエプロン、帽子のワンポイントなど、ハンドメイドのアイデアの中にぜひハトメを取り入れてみてください♪