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生息する世界で一番小さな島。四国のツキノワグマを絶滅の危機から救いたい

  • 2021年6月23日
  • NACS-J

Tsukinowaguma


四国のツキノワグマを守ることは、自然の豊かさを守ること。

 最近、出没のニュースで話題になることの多いツキノワグマ。実は、世界では減少傾向にあります。日本の四国では、なんと残りわずか20頭。ツキノワグマが生息する世界で一番小さな島となりました。このままの状態が続けば、2040年頃には、約60%の確率で四国のツキノワグマが絶滅してしまうというデータがあります。生態系の頂点「アンブレラ種」でもあるツキノワグマがいなくなると、多様な生き物が育まれる森を残すことが難しくなります。まさに今、四国のツキノワグマの継続的な科学的調査と地域での啓発が必要なのです。
 日本自然保護協会では、現地のメンバーとともに四国のツキノワグマを守る活動を進めています。

どこに生息してるの?

 四国のツキノワグマは数が少なく、徳島県の剣山とその周辺地域のみにひっそりと生息しています。1980年頃までは、四国西部の高知県と愛媛県の県境周辺の地域にもいました。しかし、1985年に高知県で捕獲されたのを最後に、四国西部からはいなくなってしまいました。
Tsukinowaguma

ツキノワグマがいなくなると森はどうなるの?

 生態系の頂点にいる動物のことを「アンブレラ種」といいます。実はクマもアンブレラ種。どんぐりなどの木の実が大好きなクマのフンには、遠くの森まで植物の種を運ぶ役割があります。クマを守ことは、その地域の植物や動物たちを育む森を守ることにもつながるのです。
Tsukinowaguma

どんな調査をしているの?

 研究者が、ツキノワグマの生息する森に、自動撮影カメラや、体毛採取のためのヘアトラップを設置しています。その映像の分析や、付着した体毛のDNA解析などをすることで、個体群の継続的なモニタリングと正確な個体数や分布域の推定を実施しています。
 また、研究目的でクマを捕獲する調査や、追跡装置を装着して行動追跡することで、山奥で暮らすクマの姿により正確に迫ることが出来ます。このように、ツキノワグマの現状を正しく把握することで、保護に向けた対策を効率的に実施する事が可能になります。
Tsukinowaguma

詳しくは、下記動画をぜひご覧ください。

★四国のクマ カンタン早わかりムービー


★クマの研究者インタビュームービー

四国のツキノワグマの保護活動へのご支援をお願いいたします。
★今なら素敵な特典も付きます★
(ご支援は下記特設サイトからお願いいたします。)
https://www.nacsj.or.jp/shikokuma/


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