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彦根の古民家に「素々」 季節に合わせた薬膳料理と自家製そば提供

  • 2025年6月6日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 自家製そばと薬膳料理を提供する「蕎麦(そば)と薬膳 素々(そそ)」(彦根市高宮町)が旧中山道沿いの元金物店跡にオープンして、6月8日で1カ月がたつ。店主の西沢佳奈さんと西沢さんの両親とで店を切り盛りする。(彦根経済新聞)

 5月の「季節の養生御膳」=蕎麦と薬膳 素々(そそ)

 薬膳料理を調理する西沢さんは「出産後の体調不良に悩まされていたことをきっかけに、食への意識が大きく変化した」と振り返る。「自分や子どもたちが口にするものに関心を持つようになり、『薬膳料理』にたどり着いた」と話す。

 西沢さんは独学で薬膳を学ぶとともに奥伊吹にあった薬膳料理店で働き、調理法や学びを深めたという。2023年には彦根市内のこども食堂で提供を始め、米原市柏原で出店を経験。今回、彦根市内に店を構え、オープンに至った。

 そばは、多賀大社の境内で20年以上「寿命蕎麦」を営んでいた西沢さんの両親が作る。福井県産のそば粉を使った手打ちそばと自家製麺を提供。だしは、父の村崎国造さんが地元のしょうゆ、日高昆布や数種類の節を独自にブレンドして作っており、毎朝仕込んでいるという。

 店は旧中山道沿いにある築100年以上の古民家を改装した。かつて金物店「釘重(くぎしげ)金物店」だった建物で、中庭や蔵を眺めながら食事ができる。店内には畳の間3席とテーブル席4卓があり、計約20席を用意する。

 メニューは、そば(温・冷)と、季節ごとに内容が変わる「季節の養生御膳」を提供。薬膳料理の考え方に基づき、季節の食材や調理法を取り入れる。調理法は、蒸す、固める、煮るなどが中心。旬の食材を使い、漢方食材の一種である「五行粉(ごぎょうふん)」を使って食欲を促すなど、身近な食材や漢方食材の効能を考慮し調理する。

 西沢さんは「彦根ではあまり見かけない薬膳料理と、両親が作るそばを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は、月曜~金曜=11時30分~15時、土曜・日曜=11時~16時。火曜・水曜定休。

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