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(Boulder)Vol.23 ボールダーのビールオタクが始めたクラフト・ビールのビジネス

  • 2016年2月18日

ボールダーのビールオタクが始めたクラフト・ビールのビジネス コロラド州のボールダーというと、日本ではマラソンランナーの高地トレーニングやLOHAS発祥の地として有名ですが、実は、最近はボールダーとその周辺の地域においてのビール産業が、国内外を問わずとても有名です。

 2008年頃から、カリフォルニアのナパ・バレーがワインで有名だというのに対抗して、コロラド州の州都デンバーが、“The Napa Valley of Beer(ビールのナパ・バレー)”と呼ばれ始め、ビールで有名な都市になってきました。その証拠にデンバーでは毎年、グレイト・アメリカン・ビヤー・フェスティバルというのが行われたり、コロラド州には、200軒近いビールのブリュワリーや、ビール専門のパブやレストランがあります。アメリカ・ブリュワリー協会によると、コロラド州はブリュワリーの数が全米で第3番目に多いとされています。2006年には、コロラド州がビールの生産率ナンバーワンに輝きました。

ゴールデンという町に工場があるクワーズ・ビール デンバーから30分ほどのゴールデンという町に工場があるクワーズ・ビールは日本でもお馴染みですが、特にここ5年〜8年位は、大会社の作るビールとは別のクラフト・ビールとか、マイクロ・ブリュワリーと呼ばれる、いわゆる地ビールの産業がデンバー、ボールダー界隈を筆頭にコロラド州全体で盛んになってきています。

 厳密には、クラフト・ビールはビール自体を指し、マイクロ・ブリュワリーは、そのクラフト・ビールを作るブリュワリーや工房というような意味ですが、アメリカでは両方とも同じように、ビールを指していることが多いです。

 このクラフト・ビールやマイクロ・ブリュワリーとは、日本では“地ビール”と訳されることが多く、大手の会社が作るビールに対して、小規模なビール工房で、ビール職人が丹誠込めて作り上げたビールのことを指します。クワーズやバトワイザーのような大会社のビールに比べて、種類や味もビール職人やブリュワリーのセンスの光った味わい深いビールに仕上がり、通常お値段もちょっと高めとなります。

4000種のビールが集まるビヤー・フェスティバル

4000種のビールが集まるビヤー・フェスティバル グレイト・アメリカン・ビヤー・フェスティバルという毎年秋に3日間行われるブリュワリー協会主催の全米で一番大規模なビールの祭典には、全米から500軒近いブリュワリーが参加し、5万人近いビールファンが訪れます。100ドル(約12000円)近い1日券のチケットは、ビヤー・フェスティバルのチケット発売と同時に完売するくらい人気のフェスティバルです。

 このフェスティバルでは、3000種のビールが試飲できたり、ビール関連の書物が販売されたりします。そして一番の見所は、4000種あまりのビールが参加するビールのオリンピック。この大会ではビールの種類によって、全米のトップ3(金・銀・銅)のビールが決定されます。このビールの大会の金賞に輝くというのは、クラフト・ビールの作り手としては、とても輝かしい名誉なんですね。ちなみにトップ50のビールの中の4つがコロラド産のビールだそうです。

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