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Vol.29 子育てを楽しむコツ
子育て研究家/新井美里さん

  • 2016年12月21日
  • NPOローハスクラブ
子育て研究家/新井美里さん

子育て研究家/新井美里さん

Profile
1977年静岡県生まれ。1996年よりWEB制作に携わり、2001年フリーランスとして活動。NHK制作プロダクションに所属し、教育番組サイトWEBディレクターとして携わる。2008年、ママと赤ちゃん向けプログラムの普及、講師育成を行う事業を経て2013年、新しい子育て支援の場として「子育てを学ぶ・楽しむ・地域密着型ママの学校:ママガク 」を立ち上げ、9月にお台場ヴィーナスフォート内に「ママガクお台場校」開講。
プライベートでは自然と旅、音楽、子育てを愛する3児の母。不妊症をきっかけに補完代替医療に興味を持ち、人間本来の力を呼び戻す自然な生き方を取り入れる。助産院で次女を出産したことがきっかけで、その「助産院もりあね」の広報として関わる。

 

 児童虐待の対応が10万件を超え、「心理的虐待」が増加しています。自分の教育法は果たして「しつけ」か「虐待」か、もしかしたら・・・と悩んでいる親も。「親のストレス」が児童虐待が起こる一因にもなっています。
 そんな中、3年前に「子育てを学ぶ・楽しむ・ママのための子育て学校 mamagaku『ママガク』」を立ち上げ、Vol.26“子育ての楽しさ…「子育て力」を伝えたい” でご紹介した新井美里さんは、現在5歳、9歳、12歳の子育て真っ最中。
 お台場で『ママガク』を立ち上げてからの3年間で、商業施設の中でおこなう子育て支援事業を4校(ヴィーナスフォート校、グランツリー武蔵小杉校・モザイクモール港北校・イオンスタイル東戸塚校)に増やしてきました。スタートから一貫して目指してきた子育て中のママを孤立させないためのコミュニティ作り、子育ての悩みの解消、自分らしく子育てを楽しむための学びを通じて、「ママの青春を謳歌する」支援のカタチが見えてきました。

ある日突然ママになる

mamagaku

 0歳児のママたちが抱える悩みの多くは、赤ちゃんの「成長・発達」そして「わが子と日々どう向き合っていくのか」に集約されます。
 どうしてかわいいわが子と向き合うのに悩むのか。その理由をママガクでは「ある日突然ママになる」という一文であらわしています。
 ママたちは、妊娠に気付き10ヶ月もたたないうちに出産し「ママ」にならなければなりません。しかもまだ「新米ママ」なのに、世間からは「一人前のママ」にみられるのです。

ママガクの様子
ママガクの様子

 赤ちゃんを育てるためにどうしたらいいのか、学校でも会社でも教えてくれませんでした。いきなりの本番、だからママは途方に暮れてしまうのです。
 泣き止まない赤ちゃんを目の前にどうしたらいいのか、そもそも「なぜ泣いている」のか。向き合い方がわからずに、家では二人っきりで過ごさなければならず「煮詰まる」という声は多くのママたちから聞く「本音」です。
 そんな悩みを解決するために0歳児のママたちにママガクで教えていることは「わが子の欲求を受け止めてあげる=子育ては受け身で良い」ということです。赤ちゃんの欲求を受け止めてあげることは、赤ちゃんの存在をまるごと受け入れること。赤ちゃんの欲求を受け止める行為の積み重ねが「親子関係の土台」を作り、「自分は愛される価値がある」という心が育ちます。この親子関係の土台は、子どもの一生を左右する大切な財産です。そういった日々の積み重ねは「親子関係の土台」へとつながり「人は信頼できる」「自分は愛される価値がある」という心が育ちます。

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