サイト内
ウェブ

Vol.18 HAPPYの連鎖でココロもカラダも地球もみんながハッピー
LOHASコンシェルジェ 今川智映子さん

  • 2011年1月8日
今川智映子さん

LOHASコンシェルジェ/ 今川智映子さん

Profile
1999年神戸女学院大学文学部卒業。NTTコムウェア入社。IT業界でシステム開発、商品企画、人事若手育成を経て、現在システム営業スペシャリスト。 ロハスなライフスタイルに共感し、海外研修を経て2006年LOHASコンシェルジェ(NPOローハスクラブ認定)資格を取得。同年、自らの体験を元に“東京で働くOLが実現可能なLOHAS生活”提案のブログエッセイ「TOKYO OL HAPPY LOHAS」の執筆を始める。

 小学生の頃から憧れていたオーストラリアに1年間の留学で渡豪中、オーストラリア一周の旅をして自然に目覚めたという今川智映子さん。「大学卒業後IT企業に入社して数年が経ち、大きな仕事を任せてもらえるようになった頃、仕事でハリキリすぎ体調を崩しがちになっていました。体調を崩しては薬で治す悪循環を繰り返し、これでは根本的な改善にならないと気づき、健康のためにナチュラルな生活を心がけるようになりました。カラダに優しい生活は地球にも優しい。これはいいライフスタイルだと思っていた矢先に、“LOHAS”という言葉を知ったのです。私が心がけている生活、まさにこれを“LOHAS”と呼ぶのだと驚きました」という今川さんの体験は…

オーストラリアで芽生えた自然を愛する心

キングスキャニオン
壮大な景観のキングスキャニオン
 都会に住んでいた私は、なぜだか小さい時から「オーストラリア」という国に憧れを抱き、いつか必ず住みたいと思っていました。「若くて自由な今しかない!」と大学在学中に思い立ち、バイトでお金を貯めて、1年休学をして渡豪を決めました。
 1年間で3つの学校に通ったのですが、その合間にバックパッカーをしながらオーストラリア1周。その日本とはケタ違いの壮大な自然に圧倒され、またその自然の中で心豊かに生きるオーストラリア人の生活に大きな影響を受けて帰ってきました。それまでは都会育ちでアウトドアをほとんどしたことのなかった私が、「自然に目覚めた」エピソードをご紹介します。


忘れられない地球の朝

エアーズロック1
エアーズロックキャンプツアーの仲間と
エアーズロック頂上
エアーズロック登頂
 10日間のエアーズロックキャンプツアーは、何かの修行かと思うほど過酷な毎日。ワニのいる川に放り込まれて泳がされたり、砂漠のど真ん中で降ろされて、ワラビー(小型のカンガルーの仲間)が頭の上をピョンピョン飛び跳ねる中、寝袋一枚で野宿をさせられたり。そんな大自然に飛び込むこのツアーの途中で、私は思いがけない素晴らしい朝を迎えました。
 360度地平線の砂漠。空全部がプラネタリウム。夜が明けるその時、黒から紺、青、紫、ピンク、白…、刻々と変わる大空まるごとのグラデーションを見た時、気がついたら涙が溢れていました。「こうやって毎日朝が来るんだ」「こうやって地球は回っているんだ」目覚まし時計で起きると夜が明けている…そんな朝しか知らなかった私が初めて目にした、忘れられない1日のはじまり〜地球の朝となったのでした。


I love humidity!  湿気大好き!

 ケアンズは熱帯雨林気候。ひどい暑さと湿気でバテ気味な私に向かって、シェアメイトのオージーは楽しそうにニッコリ笑って言ったのです。"I love humidity! This is CAIRNS!!"(湿気大好き!これがケアンズよ!)それを聞いて、ハッとしました。日本はみんな湿気を嫌がるけれど、ここに住んでいる人はこの気候を受け入れて、楽しんでいるのです。私たち人間も、それぞれの土地に生息している生物の一つ。自然にあわせて生きていけばいいのだと気付かされました。それから私も一緒に"I love humidity! This is CAIRNS!!" と言うようになりました。

ザ・バルコニーズ
グランピアン山脈の奇岩 ザ・バルコニーズ
カカドゥ
ワニのいるカカドゥ国立公園の渓谷


キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。