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Vol.24 羽田賀恵さん
自然の力を最大限に…ローチョコ&コーヒーで社会起業

  • 2013年6月1日

カカオの恵みたっぷり…ローチョコレート

 「ローチョコレートNamaKiss」は、白砂糖、添加物、乳製品を一切使っていないオーガニックの、非加熱 全植物性、6大アレルゲンなしのチョコレートです。チョコレートの原料であるカカオ。様々な健康効果があることが知られていますが、ポリフェノールやカテキンの抗酸化作用は有名。また鉄分をはじめとしたミネラルも含んでいます。

Nama Kiss のアソートギフトボックス
Nama Kiss のアソートギフトボックス
Nama Kiss のアソートギフトボックス
 カカオはその昔マヤ・アステカの時代には宝石と交換されるほどの薬効としての価値を持っていました。現在は加熱することによって貴重な栄養素が失われ、白砂糖や添加物が混ざることによって健康が阻害されてしまいます。
 でもローチョコは48度以上の熱を加えずに作ることで、カカオの風味たっぷり、栄養分もほぼそのままなのです。そしてカカオの成分として注目したいのがリラックス効果。
 「敏感な方は食べてすぐに、生カカオに含まれるテオブロミンの効果か、ウキウキする気分やリラックス感を味わう方も多いです。
 血糖値を不自然にあげてしまう白砂糖の代わりに、血糖値があがりにくいアガベを使用しています。
 また、これまであまりお菓子を食べられなかったアレルギーを持つお子さんが安心して食べられるケーキやブラウニーも喜んでいただいています。
 昨年、朝日新聞に掲載して頂いてから、認知が広がり、一度召し上がって頂いたあとにリピーターになってくださる方が非常に多いです。
 白砂糖の中毒性が含まれないことと、栄養素が豊富なので、3〜4粒で脳が満足するため、チョコレート中毒が治るというケースも良くあります」という羽田さん。
 市販のほとんどのカカオはアフリカの強制労働による悲しいアンフェアな取引によるカカオが使用されています。羽田さんが使用するカカオは完全オーガニックフェアトレードだそうです。


ローチョ村の森とコーヒー

森を育てる森林農法で作っているコーヒー
森を育てる森林農法で作っているコーヒー
 北タイの山の上に、戦いを逃れて命からがら逃げて来た、ある部族がいました。当時タイでは焼き畑農業が主流でしたが、首長は山にたどり着いた時に「この山の緑を守ろう」と部族の皆と約束しました。
 タイのIDを持っていなかった民は、学校に行きたくても行くことが出来ず、また、イヤでも売春や麻薬栽培をして生活するしかないという苦しい生活を強いられていました。
 日本人の某大学教授が彼らと寄り添い始めたのが30年前。首長の息子は大学教授を頼って日本に留学しに来ました。日本で農業を学んで帰り、北タイの山で開墾しない「森を育てる」森林農法によるコーヒー作りをはじめました。
 土地を一切開墾しないで、大きな木や他の多くの木々の間に、動物が走り回る中に、コーヒーを植えて行きます。森の循環そのままの中で育つので土壌がリッチなのです。また車等は入ることが出来ないため、手積み手選別。農薬をまくことはもちろんあり得ません。

 

北タイの山岳民族とのミーティング。山の上の小屋で
北タイの山岳民族とのミーティング。山の上の小屋で
 5年の歳月を経て今年ようやく、素晴らしく美味しいコーヒーが出来上がりました。
 羽田さんたちチームは皆でタイの山を訪ねて、裸電球の山小屋で、村長さんや村の人たちと一緒に値決めをし、彼らの手作りのどぶろくで乾杯しました。完全なフェアトレードです。その政治難民だった山岳民族とコラボして作っている森林農法のコーヒー「ローチョ村の森とコーヒー」これから販売スタートです。


 

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