サイト内
ウェブ

Vol.24 羽田賀恵さん
自然の力を最大限に…ローチョコ&コーヒーで社会起業

  • 2013年6月1日

馬車を街に走らせるプロジェクト


 震災後から羽田さんは「カラダから毒素を排出するデトックス法セミナー」を定期的に開催していたところ、ホメオパシーの先生から「原発20キロ圏内に、馬や子供を助けに行っている友人がいる。そういう実際の動きをしている人と会いなさい」とホースセラピーを国内外で大きく展開しているNPO代表を紹介されたのです。方向性が同じで意気投合し、コラボしていくことになったのです。

 馬車やホースセラピーによって、取り戻してほしい、思い出してほしい感覚があるのです。馬は圧倒的な速さや力を持ちながらも、弱いものに寄り添う動物。
 生きているもののスピードでゆっくりパカパカと進む馬車に乗っていると自然と笑顔になり、道往く人と手をふり合ったり、いつも見ていたはずの景色の中に新しいものを発見したりできます。車のスピードで行く時とは全く違って、周りとの繋がりを取り戻すことが出来るのです。

 


2013年5月、東京ミッドタウンでの馬車運行の様子
 「都会ではなかなか出会うことの出来ない馬の目の優しさに魅了されたりその大きさに圧倒されながら、大自然の力を借り寄り添うこと、それに感謝する気持ち、循環する世界について考えたり、循環しないエネルギーをじゃんじゃん使うことってどういうことだろう?と考えるキッカケになったらいいなと思っています」という羽田さんは、馬車を街に走らせるプロジェクトを手掛けることに。

 

 国分寺市と一緒に2か月に一度、連休を中心に定期運行を行い、今年5月には「東京ミッドタウン」(花見馬車)にて運行を行いました。そして6月1日に日比谷公園は開園110周年を迎え、記念イベントの馬車体験で開園当初を再現しました。


自然のチカラを借りて・・・

 ナチュラルヘルスの探求がライフワークであり、様々な自然療法を学んできた羽田さん。心理カウンセリング、アメリカ薬草学、ホメオパシー、カリナリー、それぞれの資格も取得しています。

 「西洋医学では限界があるアレルギー体質のおかげで幼い頃からありとあらゆる自然療法を研究してきました。薬草学やホメオパシー食事療法、学校で資格をとったりインターン生として研修したりしてきました。この知識をセミナーでお話ししています。
 特に、3.11以降は、重金属を吸着する力が有るグリーンクレイに注目し、普及活動をしています。クレイにはその他、捻挫や不眠症皮膚疾患等を軽減する不思議な効果もあり、昔から、ガンジーやアメリカインディアンや、世界各国の自然療法家が使用してきました。チェルノブイリやスリーマイルでも使用されました。クレイと非常に似た組成のゼオライトは福島の海に投下され放射線値が下がったデータが発表されました。今後、放射線物質と共存していくしかないこの日本で、いかにしてカラダの免疫力や排出力をあげていったらいいかをセミナーでお話ししています」

 


ホメオパシーのレメディーが陳列されている

 30代半ばで、「これまでの人生で一番辛かった離婚」を経験した羽田さん。「この世から消えてなくなってしまいたいという気持で一年以上引きこもり、社会に出られない日々が続きました。そのストレスのせいか、その頃、定期検診で子宮がんが発見されました。手術やホルモン治療や抗がん剤治療はしたくなかったので、病院には行かず、自然療法のホメオパシーを試したところ、癌もその時に煩っていた不眠症もすっかり消えてしまいました。
 その驚きから、ホメオパシーの専門家になりたいと思いホメオパシーの4年生の学校に入学しディプロマを取得しました。怪我や歯痛や風邪をひきそうな時などには今でもホメオパシーのレメディーを役立て、セミナーでもそのミラクルな作用についてお話しています」という羽田さんは、食事やホメオパシーのお陰で現在も絶好調な体調を保っているそうです。
 ヨーロッパ諸国やアメリカ、オーストラリアのファーマシーやオーガニックスーパーでは、写真のようなホメオパシーのレメディーが販売されています。

 

 「遺伝子の中の数億年分の記録による力を、邪魔せず、ただ最大限引き出してあげる方法に確信を持っています。循環する大自然に寄り添いその力を借りて、その力を最大限に活かすことで、私たちに備わった最高の力を発揮することが出来ます。そしてそれが、心にもカラダにも環境にも一番幸せな事なのだということをメッセージとして発信し続けたいと思っています。一人でも多くの方が本物の意味でハッピーになる扉を開いてくれるようにと願っています」

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。