デザインコンテストは、今後どのように展開していくのでしょうか?
ミャンマーでのミーティング。全員日本語は日本人なみ 年に一度のドリーム・ガールズ・デザインコンテストは第3回目を迎えていました。カンボジアの大臣やテレビ局、日本からのサポーターたちが授賞式には出席するようになり格式のある授賞式になってきていた。2013年3月、初回から頑張っていた三人の女性たちが見事1位〜3位を独占しました。彼女たちの絵からは想像をはるかに超えたデザインが描けるように成長していました。女性が初めて舞台で表彰されるシーンはカンボジアで報道のニュース番組でもトップニュースとして扱われ、途上国で男性が女性を応援しに会場に集まるシーンは私にとっては感慨深かったです。
カンボジアでデザインを通じて自立できる事業モデルを作れたら、他の途上国でそのモデルを導入してきたいと想いながら、この企画を作りストーリーをイメージしてきました。
2013年、私がイメージしていたよりも早くに声がかかり、2014年には、ドリーム・ガールズ・デザインコンテストはミャンマーやラオスでも第一回目を開催することが決まったのです。
私たちはまだ夢の途中で、カンボジアでの事業はこれからが本番。まだカンボジアでもモデルが完成していない状態で、事業が回っているとは言いがたい現状もあります。しっかりとキャッシュポイントを確立させて進めるかがここからの勝負です。
2014年、カンボジアで初となる女性が描いたデザイン柄でポーチや小物を売るお店をプノンペンでオープン。カンボジア女性たちの誇りと自信の象徴となることを願い、彼女たちの夢を世界に発信する場所を目指します。
2015年、単発のワークショップだけではく、デザインやビジネスを学べるスクールをカンボジアに開講予定。基礎を学び世界に出ていける道筋が創られることで、可能性を世界に拡げたいと思っています。
デザイン学校とショップ1号店が軌道にのったらアジア各国にドリーム・ガールズ・モデルを展開していきたいと思っています。将来はノウハウを身につけた彼女たちがデザイナーやビジネスウーマンとして活躍し、困っている女性を彼女たちが助ける社会になること。そして全ての女性がなりたい職業を選択し自立できることを願って。彼女たちの夢は、そのまま私の夢です。
多くの方々に支えられて4年目、あともう少しでひとつのモデルかできるところまできています。デザインロイヤリティは、デザインをした現地の女性本人に一部が還元され、そのほかデザインコンテストなど社会貢献事業に活用していきます。