梅雨どきの憂鬱といえば「洗濯物」。部屋干しではなかなか乾かないですし、生乾きのニオイも耐えがたい...。乾燥機を使えば電気代もかさみますよね。
そこで、手間もお金もかけずに、洗濯物を速乾させる部屋干しのワザをプロに教わりました。
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▶︎教えてくれたのは
藤原千秋さん
住生活ジャーナリスト、ライター。大手住宅メーカー勤務の経験を持ち、主に住まい、暮らしまわりについて執筆。雑誌やテレビ・ラジオ番組の監修、出演もするなど、幅広く活躍中。著書は『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』 (朝日新聞出版) など多数。
風の当て方が速乾のカギ!サーキュレーター使いをマスターしよう
「部屋干しで速乾を実現させるにはやっぱり、サーキュレーターの使用は必須!」と藤原さん。ただ風を当てればいいのではなく、効率的に洗濯物を乾かす風の当て方をレクチャーしてもらいました。
洗濯物の真下に置いて下から上に風を当てる
洗濯物は、上から乾いていく特徴があるため、下から上に向けて風を当てるのが最も効果的。「(まん中に短いもの、外側に行くにつれて長いものを干す)アーチ干しにするのも、下からの風を受けやすくするため。首振りにする必要はなく、ファンが真上を向くものであれば機能はシンプルでOK。ほこりがたまりやすいので、メンテナンスしやすいものがいいですね」
ちなみにサーキュレーターを持っていない場合はどうすれば?「もちろん扇風機でも代用可。風は『強』にし、なるべくファンの位置を低くして、上に向けて使いましょう」
【サーキュレーター選びのポイント】
1:シンプルな機能のものでOK
2:ファンが真上を向くもの
3:メンテナンスしやすいもの
編集部おすすめのサーキュレーター2選
■GreenFan Cirq (バルミューダ)
圧倒的な大風量で洗濯物が最大3倍速く乾く
二重構造の羽根が生み出す強力な風で乾燥。ファンの角度は水平から垂直まで無段階調節。
幅34×奥行き25.6×高さ36cm ¥27,500
■360度首振り機能付きサーキュレーター6畳 (無印良品)
上下左右の首振りモードで自由に風が送れる
上下45~90°に首振りし、真上に風を送ることが可能。工具不要でガードや羽根が取り外せます。
幅19.6×奥行き22×高さ27.7cm ¥4,990
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お部屋の風通しに不安がある場合も、サーキュレーターを使えばしっかり風を当てられますよね。真夏や真冬の空調管理にも便利に使えるからおすすめです。ぜひ検討してみてくださいね!
イラスト/二階堂ちはる 編集協力/鈴出智里
文/さいとうあずみ