家族がそろう休日のお昼ごはんは、作る量もいつもの倍!
作るのも大変ですが、一人分ずつ盛りつけるのも実はひと苦労。
そんなめんどうを解決する魔法の言葉があるんです!
それが「セルフスタイル」。いわゆるDo it yourserfです。
材料を用意して出すまでで作業は完了!
あとは、それぞれ好きな味つけで食べてもらえば、かなりラクチン。
ワイワイ囲めば、ちょっとしたイベントごはんになりますよ。
▶︎教えてくれたのは
きじまりゅうたさん
料理研究家。祖母、母ともに料理研究家という家庭に育つ。基本を大切にしつつ、新しい発想を取り入れた料理が人気。雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。
■うどんはゆでたら鍋ごとど〜ん!
夏のごはん作りに便利な冷凍うどん。今回は鍋で一気にゆであげます。実は火を使うのはここだけ。そして、ゆでたら、もみ洗いしたり、水をきったりせずに、そのまま鍋ごと食卓へ! え? お湯につけたまま? と思うかもしれませんが、これこそ、人気の釜上げうどん風。水けをきったうどんよりも、うどんがからまないから、各自がとりやすいのもポイント。大きなお鍋でどん!と運べば、家族の盛り上がりも最高潮! あったかつるつるうどんが楽しめます。
■具は家にあるものでOK。冷蔵庫の整理にも!?
そのままめんつゆで食べてももちろん、おいしいですが、具やつゆをいろいろ用意すれば、さらに気分が上がります! 「いろいろ用意する」というと大変そうですが、冷蔵庫にあるもの、家にあるもの、なんでもいいんです。火を使わない具や野菜、味変えに役立ちそうなたれや豆乳など、味変要員を並べておけばOK。各自工夫しながら、創作うどんが完成。ふだんやらない組み合わせで、新しいおいしさに出会うチャンスも!
今回用意した具
右上から時計まわりに、豆乳、ごまだれ、万能ねぎ、ちくわ、めかぶ、揚げ玉、たたき長芋
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■セルフでいろいろなおいしさを発見!
天ぷらうどん風
食べやすくちぎったちくわと揚げ玉をトッピング。
いっしょに食べたら、口の中で天ぷらに!
さらにお好みで青のりをふれば、磯辺揚げ風にも。
ねばとろコンビ
長いもとめかぶを一緒にのせて、ねばとろ食感がくせになる味わいに。
ねばねばとろとろ食材には胃腸の疲れを回復する効果もあり。
まさに夏にぴったり!
まるで坦々麺
めんつゆを豆乳で割って、ごまだれでコクをプラス。
ラー油をちょいがけすれば、即席坦々麺風に!
万能ねぎをのせても。
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いろいろな具や味が楽しめるから、ふだんは食が進まない子どももペロリ!
お互いの「作品」を披露しながら食べれば、食卓がさらに賑わいます。
暑い夏、外に出かけずに、おうちで手軽なパーティー気分を楽しむのもいいですね。
調理/きじまりゅうた 撮影/木村 拓 スタイリング/浜田恵子 文/田久晶子