お安い肉をもっとお得に!とりむね肉はデカそぎ切りにするのが正解

  • 2023年7月10日
  • レタスクラブニュース


物価高騰の折、コストパフォーマンスNo.1の肉として人気を集めているのが「とりむね肉」。とはいえ、パサつく、肉がかたい、とりもも肉に比べてものたりない、料理がワンパターン、などの悩みも多く聞かれます。

とりむね肉を、おいしく、おトクに食べるにはどうしたらいいの?

料理研究家・きじまりゅうたさんに取材したところ、その答えは

デカそぎ切り!

そぎ切り(包丁の刃を寝かせてそぐようにして切る切り方)にすることで、1枚肉で食べるよりもボリュームアップ! さらに、調理しやすく、おいしいおかずができあがります!
いいことづくしの「デカそぎ切り」テクをご紹介します!




▶︎教えてくれたのは
きじまりゅうたさん
料理研究家。祖母、母ともに料理研究家という家庭に育つ。基本を大切にしつつ、新しい発想を取り入れた料理が人気。雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。




失敗しない、とりむね肉のそぎ切りの方法とは・・・?

■1 皮をむく


皮の端を持ち、ひっぱるようにしてはがす。このとき、包丁で身を押さえておくと、むきやすい。

■2 皮がついていた側を下におく


皮がついていたほうは、つるんとして包丁が入りにくいので、上下を返し、少しゴツゴツしているほうから切るのがおすすめ。

■3 肉の表面に筋をつけておく


厚みがバラバラになってしまうと、火の通りに差がつき、料理しにくくなる。あらかじめ、肉の表面に等間隔に浅く切り込みを入れ、目印にするとよい。

■4 肉は薄いほうから切る


とり肉1枚の厚みは均一ではなく、一方が厚く、もう一方は薄くなっている。そぎ切りをするときは、薄いほうからが切りやすい。

■5 包丁は立てて入れ、斜めに寝かせて切る


3で筋を入れた部分に、まずは包丁を垂直にあてる。そのまま包丁を寝かし、斜めに切る。最初から斜めに包丁を入れるよりも、包丁の刃が肉をしっかりとらえることができ、切りやすい。

■6 最後の1枚は切り込みを入れて厚さを半分にする


薄い側から切ると、最後に1番厚みがあり、小さい部分が残る。切り込みを入れて厚さを半分にし、開いて軽くたたくと、ほかのそぎ切りとほぼ同じサイズ、同じ厚さになります。

厚みやサイズがほぼ同じそぎ切りなら、火の通りがバラつくこともなし! また、1枚で焼くよりも加熱時間が短縮できるから、パサつきなども抑えられます。1枚が大きいから、食べ応えも満点です!

デカそぎ切りでボリュームおかず



とりむねの焼きカツ

材料(2人分)
とりむね肉 1枚(約250g)
卵 1個
トマト 1個
パセリ 適量
パン粉 小麦粉 塩 こしょう
サラダ油 中濃ソース

作り方
1. トマトは6等分のくし形切りにする。とり肉は皮を除き、6等分のそぎ切りにする(上記参照)。ボウルに卵を溶きほぐす。パン粉1カップはポリ袋に入れ、よくもんで細かくする。

2. 別のポリ袋に小麦粉大さじ1、塩、こしょう各少々を入れて混ぜ、とり肉を加えてまぶす。溶き卵にくぐらせてからパン粉をまぶし、約3分おいて休ませる。

3. フライパンに油大さじ2を中火で熱し、2を重ならないよう並べる。約3分焼き、焼き色がついたら上下を返して約3分焼く(油が足りなければ大さじ1~2を足す)。器に盛ってトマト、パセリを添え、中濃ソース適量をかける。
*1人分431kcal/塩分1.3g

ポイント
パン粉は細かくしておくと少ない油でも揚げやすく、油の節約にもなる。




2人分なら1人3枚のボリューム。肉はしっとり、ころもがカリッとおいしいカツができあがります。
コスパ肉の最高においしい食べ方。今晩の夕食にいかがですか?

調理/きじまりゅうた 撮影/木村 拓 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力・文/田久晶子

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