毎日の献立に欠かせないとり肉。でも猛暑が続く今夏は、ジューシーさが逆に重い…と感じることもあるかもしれません。そんな時はレモンを上手に活用してみて! から揚げもチキンソテーも、レモンをたっぷり加えると、見た目も涼しげな夏らしい一皿に仕上がります。
とりからのレモンおろしあえ
【材料・2人分】
とりもも肉…1枚(約250g)、下味(酒…大さじ1、塩…小さじ1/2、こしょう…少々)、レモン(国産)…1/2個、大根おろし…10cm分、レモン汁…1/2個分、ころも(片栗粉…大さじ4、水…大さじ3)、サラダ油、砂糖、塩
【作り方】
1.レモンは薄いいちょう切りにする。とり肉は大きめの一口大に切ってボウルに入れ、下味の材料を加えてよくもみ込む。
2.フライパンに2cm深さの油を入れて中温(約170℃)に熱する。バットにころもの材料を混ぜ合わせる。とり肉を1切れずつ入れてころもにくぐらせ、フライパンに入れて揚げる。途中、上下を返しながらからりとするまで5〜6分揚げ、油をきる。
3.別のボウルに大根おろしの汁けを軽くきって入れ、レモン汁、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2を加えて混ぜ合わせる。1のレモン、2を加えて全体をざっとあえる。
(1人分508kcal、塩分3.1g 調理/鈴木薫 栄養計算/スタジオ食)
カラリと香ばしいから揚げの上に、薄切りにしたレモンとレモン風味の大根おろしがたっぷり! こってりとした揚げものも、これなら爽やかに楽しめます。市販のとりからでもぜひお試しを!
とり肉+レモンのおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
とり肉とアスパラのレモン炒め
いつもの炒めものも、レモン汁を加えた合わせ調味料(レモン、砂糖、酒、しょうゆ)で炒めるとぐんと爽やかさがアップ。輪切りのレモンは最後にさっと炒めて彩りよく仕上げて。
とり肉のレモン照り焼き
照り焼きとレモンの相性も抜群。とりもも肉は両面を香ばしく焼き、照り焼きのたれを半分加えたところでレモンを投入。残りのたれを加えて汁気がなくなるまで煮からめます。
とり肉のレモン蒸し
塩こしょうをもみ込んだとりもも肉を輪切りにしたレモンではさみ、白ワイン(または酒)をかけてレンチン。レモンがほんのり香る甘酸っぱい蒸しどりは、おつまみにもおすすめ。
とり肉のレモン南蛮漬け
南蛮漬けのたれ(しょうゆ、砂糖、酢、水)にレモンを加えると、爽やかな酸味に。作り置きにもうれしい1品。
レモンを皮ごと料理に使う場合は、国産のものをチョイスして。外国産のレモンは皮をむいてから使いましょう。
文=齋藤久美子(栄養士)