役所や公的な書類で目にする「続柄」。「ぞくがら」だと思っていませんか?今回の漢字クイズは、実は間違って覚えているかもしれない?!身近な漢字の読み方をご紹介します。
「続柄」とは、『家族・親族との関係を指す呼び方のこと』で、しばしば戸籍簿や住民票などの書類で目にしたり、社会保険関係の書類に記載することもあります。
「ぞくがら」だと、「音読み+訓読み」の特殊な読み方となるため、本来の読み方ではありません。ところが、多くの人が「ぞくがら」と読むようになってしまったため、「慣用読み」としてこちらが定着してしまいました。
では、本来の読み方を知っていますか?
辞書で「ぞくがら」を調べると、『続柄(つづきがら)の俗な言い方』と表記されています。逆に「つづきがら」の項目には、『続(き)柄』との表記が。
本来は「続き柄」だったのを、送り仮名の「き」を省いて表記することが多くなったため、間違った「ぞくがら」の読み方が広まったと考えられています。
現在では慣用読みとして間違っているとは言えない「ぞくがら」ですが、正しい日本語を覚えておきたいものですね。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)、実用日本語表現辞典 ※記事を再編集して配信しています。