こんにちは。家事コツ研究員のFumiです。桃の季節ですね!美しい果肉が食欲をそそる桃ですが、切って食べるまでに変色しちゃうことってありませんか?そこで桃の変色を防ぐ噂の方法にトライ。味、色、手軽さをふまえ、「リピしたい」と思った順の個人的ランキングにまとめてみました♪
農家さんのサイトなどでよく紹介されている方法の一つがこちら。水200mlに塩1g(小さじ1/5くらい)を混ぜ、そのなかに切った桃を10分ほど浸す方法です。塩でできるという手軽さで第1位!
塩水に浸して10分後、取り出したものが下の写真。ほとんど変色していないですよね! 食べてみると塩味はごくわずかに感じますが、「塩水に浸していたんだよ」と言われなければ気づかないほど。
さらに1時間経ったものが下写真です。周りが少し変色していますが、家族で食べるには許容範囲かと。このあと時間が経つにつれ、全体的に色が変わっていきました。
塩水の塩分濃度が高いほど変色を抑えやすいそうですが、塩味が強くなってしまうそうです。桃のサラダ(贅沢ですね!作ってみたい!笑)など料理に使うときには、濃度を高めにしてもいいかも。
ケーキ屋さんのタルトにのっているキラキラした桃。「ナパージュ」と呼ばれるジュレ状のものが塗られているそうです。それをイメージして、桃を水の寒天で包んでみました。ちょっと手間はかかりますが、変色防止パワーが秀逸!
鍋で水200mlを煮立てて粉寒天2gを加え、2分間ほど煮て溶かしてから桃にかけます。この手間が難点ですが、時間が経っても変色は少なめ。下写真が寒天で固めて3時間経ったものです。
寒天は固まったら、ツルンと桃から外れますよ。なので、食べる直前に桃だけ取り出せます。また、水の寒天に砂糖などで味をつけておくと、寒天ごとおいしく食べられます。
好きな形に固めてお弁当などに入れても! 試しに、ラップで巾着包みにした桃入り寒天を作ったところ、翌日も桃の美しさは健在。桃のみずみずしい味も楽しめました♪
砂糖水やレモン水に切った桃を10分浸すだけ。下写真は液に10分間浸して桃を出し、2時間経ったものです。手軽さは◎ですが、比べてみると塩水よりも少し早く変色が進んでいるような…。
分量の目安は、レモン水なら水200mlに小さじレモン汁(ポッカレモンなどでもOK)1杯。砂糖水は水200mlに砂糖大さじ1.5が目安です。
変色防止パワーは弱めですが、砂糖、レモンの味がそれぞれほとんどつかなかったのが、この方法のいいところ。切ってから1時間以内に食べるようなときにはよさそうですね!
「コンポートにするなんて面倒!」と思っていたのですが…。今回、余った桃で作ったところ、息子に大好評。桃を一番キレイに保てて甘みも増して、意外に簡単で…といいこと尽くしでした!
いろいろなレシピがありますが、砂糖水を煮立て、切った桃(皮ごと)とレモン汁を加えて煮るのが基本の様子。
5~15分ほど弱火で煮たら、皮を外してそのまま冷ませば完成です。分量は水200mlに砂糖60g~、レモン汁大さじ1/2ほどが目安です。
冷やしたほうがおいしいので、食べるまで数時間あるときに作るのがいいかも。冷蔵庫で1週間ほど保管OKです。写真は作った翌日のものですが、変色はほぼなし。美しい!
個人的には、桃の変色を防ぐ方法は手軽さなら塩水が1位、おいしさなら寒天という結果でした。フレッシュの桃ではなくなってしまうけど、コンポートもかなり良く、この夏はわが家でリピ確定です。
桃を切ってから食べるまで時間が空いてしまうとき、よかったら試してみてくださいね。
写真・文/北浦芙三子