40代・50代女性の【いびき】の対処法 3選!この年代女性ならではの「なるほど~…」な原因と、旅先でも使えるイイ方法!

  • 2023年7月15日
  • 暮らしニスタ

「夫や彼氏からいびきがうるさいと言われた」「友人との旅行で、寝る際にいびきをかかないか心配」「いびきの相談は恥ずかしいので、自分でできる対処法を知りたい」このようなお悩みや疑問はありませんか?

「いびき」と聞くと男性に多い悩みのイメージがありますが、実は女性でもいびきに悩んでいる方は多くいます。

そこで今回は、いびきを引き起こす原因や、自分でできるいびき対策について解説します。

1.いびきのメカニズムとは?

いびきの原因は、睡眠時に舌周りの筋肉がゆるんで上​気道が狭まることです。狭くなった上気道に空気が通ると、粘膜が振動して音が出るのです。

2.いびきをかきやすくなる要因

ここでは、いびきをかきやすくなる要因を3つご紹介します。

原因①女性ホルモンの減少

女性は更年期以降、女性ホルモンの減少によっていびきをかく方が増えることをご存知でしょうか?

女性ホルモンのなかでも、プロゲステロン(黄体ホルモン)には上気道の筋肉を広げる働きがあるため、​更年期になりプロゲステロンが減少すると、上気道が狭まっていびきをかきやすくなるのです。

原因②疲れやストレスがたまっている

疲れやストレスがたまっていると、からだの筋肉がゆるんで気道を狭め、いびきをかきやすくなります。

また、疲労回復のために酸素を多く取り込もうとして口呼吸することでも、気道が狭くなりやすいといわれています。

原因③肥満気味である

肥満の方は首の周りにも脂肪がついて気道が狭くなるため、​いびきをかきやすいといわれています。「肥満気味かも…」と思った方は、減量することでいびきを改善できるかもしれませんね。

3.もう悩みたくない! いびきの対処法3選

ここでは、自分でできるいびきの対処法を3つご紹介します。恥ずかしくて周りに相談できない方は、ぜひ試してみてくださいね。

対処法①横向きの体勢で寝る

仰向けで寝ると、​​舌がのどの奥に落ちて気道を塞いでしまうため、気道を確保するために横を向いて寝てみましょう。寝ているときは無意識に体勢が変わるので、横向きを維持するために抱き枕を抱いて寝る方法もおすすめです。

対処法②いびきに効くツボを押す

いびきの改善には、「上星(じょうせい)」や「人迎(じんごう)」というツボを押すこともおすすめです。

上星は、髪の生え際の中央から2センチくらい上のところにあります。​人迎は、​のどぼとけの両脇から指2本分外側にあるツボで、動脈が拍動している部分です。

対処法③マウスピースをはめる

寝ているときにマウスピースをはめると舌がのどに落ち込みにくくなり、気道を広げる効果が期待できます。保険適用でつくれる場合もあるので、呼吸器内科や耳鼻咽喉科などで相談してみましょう。

4.いびき対策には漢方薬もおすすめ!

いびきを改善するには、寝る体勢の工夫やツボ押し、マウスピースを使うといった対処法に加えて、漢方薬の活用もおすすめです。いびきの原因としては、女性ホルモンの減少や疲れ、肥満気味であることなどが考えられます。

いびきを改善するには、

・女性ホルモンバランスのバランスを整える

・老廃物と一緒に脂肪を排出して肥満を改善する

・体内の水分循環を整えて鼻炎を改善する

・消化・吸収機能を改善してからだの内側から心を元気にする

などの働きをもつ漢方薬を選びます。

漢方薬は西洋薬のような対症療法ではなく、根本からの体質改善が目指せるので、いびきをかきにくいからだを手に入れることもできます。

5.いびきの改善におすすめの漢方薬

ここでは、いびきの改善におすすめの漢方薬を2つ紹介します。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

脂肪代謝を高めることで、ため込んだ余分な脂肪を燃焼して肥満症を改善します。

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

からだにこもった余分な熱を取りさることで、鼻の炎症(副鼻腔炎、鼻炎)を和らげ、鼻の通りをよくします。

6.日々の工夫で、いびきに悩む生活から開放されよう

いびきを指摘されて恥ずかしい思いをしている方は、横向きの体勢で寝たり、ツボを押したりするといった工夫を試してみてくださいね。それに加えて、根本的な体質改善を目指す場合は、漢方薬の活用もおすすめです。

ただ、慢性的ないびきには何かしらの病気が隠れている可能性もあるため、ひどいいびきに悩んでいる方や何をしても改善しないという方は、医療機関に相談してみてくださいね。

_______

*漢方薬は比較的安全だといわれていますが、きちんと合ったものでないと十分な効果を得られないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。どの漢方薬が適切か見極めるには、専門家のアドバイスに従いましょう。

文・監修/稲嶺千春(いなみね・ちはる)●薬剤師。製薬企業や調剤薬局に勤務する中で、根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方の情報発信を行う。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright(C) 2015 KURASHINISTA All Rights Reserved.