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【薬剤師が教える】生理前の下腹の重苦しい痛み…PMSの腹痛を軽くする改善法とは?

  • 2021年9月8日
  • 暮らしニスタ

「生理前になると、いつもおなかの痛みに悩まされる…」

このような症状がある方は「PMS(月経前症候群)による腹痛」かもしれません。

生理前は、女性ホルモンの変動によって、腹痛などの症状があらわれやすくなるのです。繰り返す腹痛があると、何事もはかどらずつらいですよね。

この記事では、PMSによる腹痛の特徴やおすすめの対処法をご紹介します。対処法を身につけて、快適な毎日を過ごしていきましょう。
(文/薬剤師 西里美咲)

PMSによる腹痛ってどんな感じ?

PMSによる腹痛は、生理前の3~10日くらい前にあらわれ、生理が始まると症状が軽快していくことが特徴です。

原因ははっきりとはわかっていませんが、生理前に急激に減少する女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。

PMSによる腹痛の対処法とは?

PMSによる腹痛には、普段から女性ホルモンを整えることが大切です。女性ホルモンを整えるには、栄養バランスのとれた食事や適度な運動、質の良い睡眠を心がけることが重要です。

とくにPMSによる腹痛は、冷えやストレスで悪化する傾向があるため、「からだをあたためること」と「リラックスすること」を意識しましょう。

1.PMSによる腹痛に効果的な食習慣

PMSによる腹痛がある方は、以下のような食習慣を心がけるといいでしょう。

・ビタミンB群やミネラルを摂る
・砂糖、塩分、牛乳、カフェイン、アルコールを控える
・飲み物は常温かホットで飲む
・薬味や根菜類を摂る

PMSの症状改善に効果的な栄養素は、ビタミンやミネラルです。とくに腹痛などのからだの不調には、ビタミンB群が効果的です。

<ビタミンB群が豊富な食べ物>
レバー類、カツオ、マグロ、サンマ、玄米など

なお、砂糖や塩分などはPMS症状を悪化させる要因となり得るといわれるため、摂りすぎないように注意しましょう。

からだを冷やさないように、日頃からあたたかい飲み物を飲んだり、薬味や根菜類などのからだをあたためる作用のある食材を取り入れるのがおすすめです。

2.簡単!おなかのツボでPMSによる腹痛を解消しよう

「関元(かんげん):おへそから指4本分下」というツボを、気持ちいいと感じる程度に、息を吐きながら数回ゆっくりと押してみましょう。からだをあたためて、不調を改善してくれる効果が期待できます。

ツボのあたりを手のひらなどであたためてもいいでしょう。普段からツボをマッサージしておくと、予防になりますよ。

3.座ったままでOK!骨盤ストレッチ

骨盤まわりをストレッチでよくほぐしてあげると、胃腸や子宮があたたまり、PMSによる腹痛の改善が期待できます。

<骨盤ストレッチのやり方>
①背筋を伸ばし、ひざを直角に曲げてイスに座る。足の裏全体を床につけて両脚をそろえ、両脚の内くるぶしとひざの内側をくっつける。

②かかとを床につけたまま、肩を動かさないように注意して、左右のひざを交互に前後にすり合わせるように動かす。

足首から肩まで全身の筋肉がほぐれて、全身運動にもなりますよ。

4.早めに鎮痛薬を飲むのも効果的

痛みを感じてきたら、早めに鎮痛薬を飲むことも効果的です。市販薬では、薬剤師に相談してアセトアミノフェンやイブプロフェン、ロキソプロフェンなどの鎮痛薬を選びましょう。

症状がひどい場合や、市販の鎮痛薬が効かない場合は、医療機関に相談してみましょう。

PMSのお悩みには漢方での体質改善もおすすめ

「胃腸に異常がないのに、生理前になるとおなかが痛くなる」「生理前はおなかの痛みに加えて、イライラしたりする」
などのPMS症状には、婦人科の治療でも使われている漢方薬がおすすめです。

漢方では、生理前は子宮に血液が蓄えられるため、気(き・生命エネルギー)、血(けつ・血液)、水(すい・血液以外の体液)が滞り、PMSが起こると考えられています。

とくに、PMSによる腹痛がつらい方は、「血」の流れが滞っていると考えられます。

漢方薬は一つの症状だけでなく、PMS時のいくつもの症状があるときには、非常に有効です。また、自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

漢方薬は現在生じている不調を抑えるだけではなく、からだ全体に作用し、ホルモンバランスや自律神経の乱れを根本から整えていきます。

<PMSによる腹痛におすすめの漢方薬2種>

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):体力があり、顔がのぼせて足が冷える方 
血のめぐりをよくしたり、血の滞りを取り除いたりするはたらきがあります。

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう):体力が中等度以上であり、のぼせて便秘しがちな方
血のめぐりをよくしたり、血の滞りを取り除いたりするはたらきがあります。イライラのある方にもおすすめです。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

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PMSによる腹痛を解消してスッキリと過ごしましょう

繰り返す腹痛は、気分を憂鬱にさせるとてもつらい症状です。

PMSによる腹痛には、食生活などのライフスタイルの見直しや、おなかをあたためること、骨盤ストレッチなどのセルフケアで対処しましょう。がまんしすぎず、鎮痛薬を飲むことも大切です。

また、体質から改善したい場合は、専門家に相談して漢方薬を取り入れてみるのもいいでしょう。自分に合った対処法を見つけて、PMSによる腹痛に悩まされない、快適な毎日を送りましょう。

<この記事を書いた人>
薬剤師 西里美咲
大学時代は生薬学研究室に所属し、美容成分の研究を行う。卒業後は製薬会社勤務、調剤薬局勤務を経て、現在は3人の子供の育児に奮闘しながら執筆活動中。
自身の妊娠中や産後の不調を、漢方の服用と生活習慣の見直しにより改善できた経験から、漢方やセルフケアの効果を実感し、同じように不調に悩む女性をサポートしたいと考えている。
パーソナルリンパケアリスト資格所有。

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