Lifehacker 2025年4月1日掲載の記事より転載
カメラコントロール長押しで画像を認識、要約、検索も可能になりました!
そう4月1日、iOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4がリリースされ、iPhone、iPad、MacのApple Intelligenceに新機能が導入し、いよいよ日本語に対応したから。
あらためてApple Intelligenceは、iPhone、iPad、Macで使えるAI機能でユーザーのプライバシーを守りながらさまざまなAI体験ができる新しいテクノロジーです。
今回、日本語でも使えるようになった、Apple Intelligenceの便利な機能を早速使ってみました。
毎日の仕事や生活の中で毎日のように活躍してくれそうなのが執筆支援。
システム全体の執筆支援(Writing Tools) メモで作文を支援。変更を設定してしまうと元の原稿は残らないのでコピーしておこう。 文章の書き直し:異なる表現や文体のバリエーションを提案。 文法チェック:文章の改善点を提案し、一括修正も可能。 要約機能:長文を簡潔にまとめる。 オンデバイスでChatGPTと連携、作文もラクに メモツールのApple Intelligenceマークを押すと、作文ツールが表示され、一番下に「作文>」が表示されるのでそこにプロンプトを入力していけばChatGPTが文章作成をサポート。気になるChatGPTとの連携は、ユーザー自身が使用の有無を選べて、アカウントログインなしでも使えるようになります。
たとえばメモツールのApple Intelligenceマークを押すと、作文ツールが表示され、一番下に「作文>」が表示されます。
そこから「ChatGPTで作文」、プロンプトを入れると文章を書いてくれますよ。もちろんゼロベースで書くことも、元の原稿を調整してもらうこともできます。オンデバイスでChatGPTが使えるのは強い。
SiriがChatGPTの知識を活用し、より詳しい回答を提供。 写真やPDFの内容も解析可能。 利用するかどうかはユーザーが選択可能(Appleはデータを保存しない)。メール(Mail)
優先メールを上部に表示:重要な未読メールを見逃さない。 メールの要約:長いメールを開かなくても、要点が分かる。 スマート返信:メールの内容に応じた返信候補を自動生成。通知の要約
メールやメッセージの通知を短くまとめて表示し、一目で内容を把握。Apple Intelligenceのアシストがあれば、文章を書かなきゃ、このメール読んで返信しなきゃとわかっていただけど後回しにしていた業務がスムーズに進みそうです。
多すぎる通知に追われ見ないようにして見逃すという悩みも解決できるはず。
電話や音声の文字起こしや要約に対応これまで別のアプリを使っていたなら、iPhoneやiPad、Macでワンストップで処理できるようになります。ライティングツールとあわせたら、資料を作ったり、文章化して手元に残すスピードが格段にアップします。ノート(Notes)
音声の録音と文字起こしに対応。 要点を自動要約して、内容を素早く把握。電話(Phone)
通話の録音と文字起こしが可能。 会話の要点を自動要約し、後で見返しやすい。 写真の生成や加工の幅も広がります撮りっぱなしになっていた写真が活躍できるように。スライドショーにしたり、音楽を載せたり、不要な部分を消したり。
これまで過去の写真が上手に探せなかった人も、自然な言葉で見つけられるようになります。
写真アプリ(Photos)
1. メモリー作成(写真を使ったスライドショー)
「元気に遊ぶ子どもの姿」などの説明を入力すると、関連写真を選んでストーリーを作成。 追加設定:「時系列で成長していく様子をまとめて」などのカスタマイズ可能。 音楽の追加:Apple Music から選ぶ、またはジャンルを指定。2. スマート検索
自然な言葉で写真を探せる(例:「Tシャツを着て、芝生の中を走る子ども」)。 動画も検索可能:特定のシーンをピンポイントで探せる。 写真の編集画面からクリーンアップができるように。不要な部分を削って背景を埋めてくれる。3. クリーンアップ(不要な物の削除)
写真の邪魔な物や人を簡単に消せる。 影や反射も自動補正して自然な仕上がりに。 被写体と背景を自動識別し、大事な部分を誤って消さないように調整。Image Playground(画像生成)
新規に追加されたのがApple Intelligence を使って、オリジナル画像を簡単に作成できるツール。
テーマを選んだり、簡単なプロンプトを入力したりするだけで、3つのスタイル(アニメーション、イラスト、スケッチ)に沿った画像がつくれるようになりました。
顔写真とテーマをいくつかかけ合わせて、アニメーションでつくってみました。イラストやスケッチにも即変換できますが、これが一番可愛かった。3つのスタイル
アニメーション(3D風のリアルなキャラ) イラスト(シンプルでポップなデザイン) スケッチ(細かい線で描かれたリアルな絵)生成後のアクションでさらに便利に使えます。
関連アイデアを自動提案(例:宇宙関連の画像なら「ロケット」も候補に)。 すぐにプレビュー:複数の候補から選んで、詳細を調整可能。 作成履歴の保存:気に入ったバージョンを後で再利用できる。そのほか、個性を活かせるアクションも!さまざま
Genmoji(オリジナル絵文字の作成)
テキスト入力だけで新しい絵文字を作成。 友人や家族の特徴を反映した Genmoji も作成可能。 ステッカーやTapback(メッセージのリアクション) として利用可能。Image Wand(手書きスケッチを画像化)
Apple Pencil で手描きのイラストや文字を囲むと、AIが仕上げてくれる。 空白を囲むと、背景に合った新しいイメージを生成。 カメラで文章を認識、要約したり、検索したり! カメラで画像を認識、要約、検索も。商品名がわからないものも検索できるようになりました! カメラで物や場所を識別し、瞬時に情報を提供。 翻訳、QRコードスキャン、動植物の識別 などが可能。ビジュアルインテリジェンスでは、今後、場所情報の取得、ポスターの内容からカレンダーイベント作成などまでできるようになるそう。
Siriも自然に頼めるアシスタントに進化Siriも前に伝えた文脈も理解し返答、アクションができるように。リマインダーのセットやアラームのセットはもちろん。気になったことやお願いをサクッと頼めるアシスタントとして進化しています。
Siri(新デザイン & 機能向上)
システムに統合され、より自然に使える。 話しながらリクエストを修正可能(例:「アラーム…じゃなくて、タイマー10分…いや15分」)。 文字入力でのSiri利用も可能。ざっと紹介しただけでもかなりのボリュームのアップデート。これらの機能は、iOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4で利用可能です。
今回、同時にフランス語、ドイツ語、イタリア語、ブラジルポルトガル語、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)の8言語に加え、シンガポール英語とインド英語のローカライズにも対応しています。
やっときたApple Intelligenceの正式ローンチ日本語対応。まずはiPhoneとMac OSをアップデートしたのでいざ使いこんでみます。
*Apple Intelligenceは、iPhone端末では現在iPhone 16シリーズ、iPhone 15 Proシリーズのみ対応しています。
Source: Apple
Photo: ライフハッカー編集部