ファーウェイは、世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」を正式発表しました。中国で発売され、価格は1万9999人民元(約40万円※)〜となっています。
※1人民元=約20円で換算(2024年9月12日現在)
Mate XTは従来の折りたたみ式スマホよりもヒンジ(折りたたみ軸)が一つ多く、新機軸を切り拓いています。たたまれた本体を2回開くと、アスペクト比16:11で10.2インチの大型ディスプレイが現れます。
また、1回だけ広げると7.9インチとなり、Google Pixel 9 Pro Foldとほぼ同じサイズになるため、従来の折りたたみ機と近い使い方も可能。完全に折りたたんだ状態では6.4インチ画面で、厚さは12.8mmとなり、一般的なスマホとかなり似た形状になります。
完全に広げた状態では、最も薄い部分の厚みは3.6mmですが、USB-Cポートがある部分は少し分厚くなっています。
かなり特殊なフォームファクタですが、一般的なフラッグシップ機に期待される機能は全て詰め込んでいる模様。16GBのRAM容量、最大1TBのストレージ、衛星通信、50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、12MPの5.5倍望遠カメラが搭載されています。
さらに、5600mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大66Wの急速充電と最大50Wのワイヤレス充電に対応しています。
この三つ折りスマホは、実際にファーウェイの幹部が使っている様子が目撃されていました。試作機は約60万円もコストがかかったとの噂もありましたが、コスト削減に成功したのかもしれません。
一般的な二つ折りスマホよりもかなり高価ですが、記事執筆時点では530万人以上が予約しています。コンパクトに持ち歩けて大画面が使えるデバイスは、実はニーズが大きかったのかもしれません。
Source: HUAWEI VMALL
via: 9to5Google