EcoFlow Technology Japan(以下EcoFlow)は業界最速(※)充電・高コストパフォーマンスを誇る「DELTA 3 Plus」と、コンパクトで軽量型の「RIVER 3」を9月1日に発売しました。最近たびたび地震が発生、またゲリラ豪雨や突然の雷などによる異常気象から、巨大地震や突然の停電などに向けた電源の確保として、家庭用のポータブル電源の需要も高まっています。そのようななか発売された、EcoFlow新製品はどのような特徴があるのでしょうか?
※:EcoFlow Technology Japan調べにより、1kWh容量ポータブル電源製品の充電状況に対して分析した結果。
DELTA 3 Plusは従来の「DELTA 2」シリーズからアップデートした最新モデルです。1024Whという大容量でありながら、わずか56分で満充電可能。世界有数の試験・検査・認証機関SGS「Fast And Safe Charging」の認証を取得しており、ポータブル電源業界では初となる認定を受けました。X-Boost機能により、最大2000W出力で、同時にソーラーパネルとACによってマルチ充電を行うことができ、1時間足らずで充電が完了します。
また、最高品質のLiFePO4(40135)バッテリーが内蔵されており、長寿命化を実現。バッテリーの充放電を繰り返し行える回数が、旧モデル「DELTA 2」と比較1.3倍に相当。4000回繰り返しても、初期容量の80%を維持し、1日1回の使用で10年間使用可能です。さらに、XーQuiet機能により、600W以下の動作では完全な静かさを実現し、周囲雑音のレベルは自然な、わずか30dに維持可能。
DELTA 3 PlusはEcoFlowアプリと連動することで、台風や豪雨の予報にあわせて、蓄電の状況を知らせてくれる機能「台風警報モード」も搭載されており、自動で災害に備えてくれます。台風警報モードとUPS停電リマインダーが迅速にバックアップ電源を起動し、緊急時に必要な家電製品に電力を供給します。緊急時だけでなく、日常の電力使用を最適化し、コスト削減を実現するTOU(Time of Use)モードも新しく追加されました。
続いて発表されたポータブル電源RIVER 3は、「RIVER 2」シリーズからアップデートした最新モデルです。約255×207×113mmで、業界平均より30%小さく、最大出力は300Wで、子どもや女性でも気軽に持ち運べる手軽さとパワフルさを誇ります。EcoFlowのX-GaNPower(窒化ガリウム)技術を採用したRIVER 3は、GaN半導体材料を利用した初の高効率で、100W未満の電化製品で稼働時間を最大81%延長可能です。
平均的なポータブル電源と比較して、ワット数の少ない家電製品を長時間充電可能。10W負荷の場合、蓄電池容量の大きな他社製品よりも約1.5倍の充電を実現します。
RIVER 3シリーズは、230Whオンライン専用販売モデルの「RIVER 3(230)」【3万900円(税込)】もラインナップ。そして今後も「RIVER 3 Plus」や「RIVER 3 Max」、「RIVER 3 Max Plus」などが登場予定です。
また、EcoFlow初となるモバイルバッテリー「RAPID Magnetic Power Bank RAPID」も登場します。本モバイルバッテリーの容量は、5000mAhと10000mAhの2種類。
さらに高速な充電のために、30W/65W出力の内蔵ケーブルにより、40分で iPhone 15 Pro Maxを70%まで充電します。RAPIDは複数の充電プロトコルに対応しているため、Macbook、iPad、Kindle、フィットネスバンドなど、ほとんどのデバイスに対応可能。
液晶ディスプレイでバッテリー容量、出力、および再充電に必要な時間をチェックできます。そんなユーザーライクなRAPIDモバイルバッテリーは発売日未定となっているため、EcoFlowからの続報を待とう。
上記製品の説明とアウトドアでの体験レビューは、群馬県・菅沼キャンプ村で行われました。このキャンプ場の大きな特徴といえるのが、電気もインターネットもないということ。キャンプ場周辺には電柱や電線などもありません。一帯に携帯電話の電波もないため、スマートフォンなどからインターネットにアクセスもできません。 またキャンプ場内には街灯がなく、バンガロー内にも照明がありません。
なので菅沼キャンプ村では、「EcoFlow エクスペリエンスセンター」が開設され、EcoFlowのポータブル電源が貸出機材として用意されており、無料で借りて試すことができます。大容量の「DELTA Max」から、比較的小容量の「RIVER Max」「RIVER Pro」まで取り揃えられており、用途に合わせて選択可能。ソーラーパネルも用意されており、ポータブル電源と組み合わせて使用できるようになっています。このEcoFlowのポータブル電源を貸し出すという取り組みは、今年で4年目を迎えます。
菅沼キャンプ村の村長 狩野孝典氏によると、「(ポータブル電源と合わせて)一番貸し出しが多いのはLEDランプ。あとは夜になると非常に寒いところですので、電気毛布がよく出ます」とのこと。また、貸し出しに対する認知度も年々上がってきており、「今シーズンは、ほぼ貸し出し終了になっている」とのこと。
当日は菅沼湖畔にてカヌーを体験し、途中にあるビーチにてDELTA 3 PlusとRIVER 3を体験。ホットプレートにてホットケーキを焼き、ケトルにてお湯を沸かし、温かいコーヒー&紅茶をいだきました。電気が通っていない大自然の場所では、ポータブル電源のありがたみを強く感じた1日でした。
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