2018年5月22日(火)、第28回エコ×エネ・カフェ「SDGsとは? ~企業や個人ができること~」を都内で開催しました。学生から社会人まで性別や年齢など様々な人たちがアイデアや意見を交わし合いました。
エコ×エネ・カフェは「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」を目指し、ゲストの話をキッカケに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり、今年で10年目を迎えました。
今年度のエコ×エネ・カフェは、10周年を記念してSDGsをテーマに展開していきます。
SDGsとは、国連加盟国が2015年に全会一致で採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にある持続可能な世界を実現するための国際目標です。国際社会では、企業も社会の一員としてSDGsに積極的に取り組む動きが進んでいますが、日本ではどのような取り組みがなされているのでしょうか?
今回のテーマは、「SDGsとは? ~企業や個人ができること~」。SDGsの位置づけや狙い、企業の姿勢・取組み、私たちができることについてお話しをいただき、私たちの未来の姿を探求しました。
ゲストの長澤恵美子さんからは、SDGsの基本的な知識や、SDGsに対する日本企業の取り組みなど幅広い話題提供があり、持続可能な社会の実現のために何ができるのかを考えるきっかけとなりました。「SDGsは全世界の目標なので、地球上の誰一人として取り残さないことが大切。自分の活動が世界中に影響を与えていることを認識し、一人ひとりに行動してもらいたい」というメッセージが心に残ります。
一般社団法人 日本経済団体連合会 教育・CSR本部統括主幹の長澤 恵美子(ながさわ えみこ)氏
ゲストトークの後は、ワールドカフェスタイルで長澤さんのお話をうけて
SDGsについて参加者同士の対話を行いました。テーブルを囲み、対話する中で、「企業がSDGsに取り組んでいる具体例を消費者にもっと知ってもらう必要がある」「企業の取り組みを推進するためには、投資家にSDGsをアピールすることが重要」「SDGsを重視し過ぎて経済活動が滞っても困るので、バランスが大切」など、さまざまな意見が交わされました。
就職活動を通じてSDGsに興味を持ち、エコ×エネ・カフェに参加したという大学生の木村優斗さんは、「SDGsは世界レベルで壮大な取り組みなのですが、長澤さんのお話を聞いて身近に感じることができました。どこに就職するかで
SDGsへのかかわり方は変わってきますが、自分の仕事を通じて持続可能な社会をつくっていきたいと思います」と感想を聞かせてくれました。
次回の記事では、長澤さんによるゲストトーク『SDGsとは?~企業や個人ができること~』についての内容をご紹介します。全員参加のワールドカフェの様子についてもレポートしていきますので、ご期待ください。