エネルギーを「見える化」する『ミルエコmini』
株式会社メディオテックは、2019年11月26日、同社のホーム・エネルギー・マネジメント・システム(以下「HEMS」)製品『ミルエコmini』が、新電力おおいた株式会社の実施する実証実験において採用されたと発表した。
『ミルエコmini』は、PC・タブレット・スマートフォンなどで各種エネルギーの「見える化」を実現する製品。同製品が採用された実証実験では、より効率的な電力利用について検証が行われる。
太陽光発電の普及が急速に進行した九州エリア
九州エリアは日照に恵まれているため、太陽光発電の普及が急速に進行した。その結果、需要を超える発電が見込まれると判断した九州電力は、いわゆる「出力制御」を実施。同エリアでは今後、日中における太陽光電力の自家消費が、再生可能エネルギー普及において不可欠となる。
新電力おおいたの実証実験は、こうした状況に対応すべく実施が決定した。同実験は、省エネ給湯器を昼間に稼働させて貯湯することにより、効率的な電力利用が可能かどうかを検証するもの。いわゆる卒FITを迎える需要家の場合、深夜割引料金で給湯するよりも電気代が安くなる試算になるという。
電力消費パターンのデータ分析にも活用
同実験に採用されたメディオテックの『ミルエコmini』は、工事もネットワーク設定も不要のHEMS製品。取得した各種エネルギーを手軽に「見える化」することにより、節電・節約やCO2排出量の削減にも貢献している。
同実験において『ミルエコmini』は、給湯器の制御に加えて、電力消費パターンのデータ分析にも活用される。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新電力おおいたが実証実験で「ミルエコmini」を採用 - 株式会社メディオテック
https://mediotec.co.jp/