島での電力安定供給に太陽光発電と電気自動車を
三菱自動車工業株式会社(以下「三菱自動車」)は10月3日、株式会社九電工がインドネシアで行っているエネルギーマネジメントの実証事業に参加すると発表した。
この実証事業は2017年にインドネシア東部に位置するスンバ島で始まった。この島の西部では人口約50万人を擁するマイクログリッドが稼働中、しかしディーゼル発電に頼り停電が多い。
実証事業ではインドネシア政府が太陽光発電所を建設し、九電工がエネルギーマネジメントシステム(以下「EMS」)をグリッドに加えた。EMSで安定的な連係を実施することで、出力が不安定な再エネを地域の中核電力として活用する試み。
実証事業にEVと充電器が加わりさらにデータを蓄積
三菱自動車は2018年、同国政府にEV2台とPHV8台、急速充電器4台を寄贈している。このうち一部が実証事業で活用されることになり、10月3日に式典が行われた。
今後は電気自動車「アイ・ミーブ」1台と急速充電器がEMS実証に加わり、太陽光発電で充電を行い、ガソリン確保が難しい地域での電力安定供給に向けたデータの蓄積を続けていく。
(画像はプレスリリースより)
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