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森村グループ4社合弁会社設立 固体酸化物形燃料電池を研究開発

  • 2019年10月1日
  • エネクトニュース
新会社は「森村SOFEテクノロジー株式会社」
2019年9月27日、森村グループである株式会社ノリタケカンパニーリミテド、TOTO株式会社、日本ガイシ株式会社、日本特殊陶業株式会社は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)に関する合弁会社の概要について決定したことを発表した。

合弁会社の名称は「森村SOFEテクノロジー株式会社」となり、事業開始は2019年12月3日を予定している。

出資比率は、ノリタケカンパニーリミテドが5%、TOTOが20%、日本ガイシが8%、日本特殊陶業が67%となる。TOTOおよび日本特殊陶業は、燃料電池に関する部門の一部を分割し、合弁会社へ承継する吸収分割を実施する。

高効率な燃料電池として期待が高まる
SOFCは、水素と酸素から水を作る際に発生する電気エネルギーを利用する燃料電池のうち、電解質にセラミックが利用されるもの。

これまで家庭用燃料電池として先行していたものよりも高い発電効率を発揮し、また使用する触媒のコストが低いため、家庭用、業務用、産業用など様々な領域での活用が期待されている。

しかしSOFCは、約700℃から1000℃という高い温度で動作させる必要があるため、耐久性について課題があるとされている。

森村グループ各社では、これまでSOFCの実現化に向けそれぞれにおいて研究開発を行ってきた。今回の合弁会社設立により、これまで培われた技術・ノウハウを持ち寄り、融合することで早急な商品化を目指すという。

(画像はホームページより)


▼外部リンク

TOTO株式会社 プレスリリース
https://jp.toto.com/

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