冷凍空調機器業界の環境保全・省エネをリード
地球環境保全および省エネルギーに貢献する技術の表彰で、三菱重工サーマルシステムズ株式会社が昨年の連続3件に次いで2件を受賞した。
環境負荷が極めて低い低GWP冷媒採用の次世代ターボ冷凍機「ETI-Zシリーズ」が、日刊工業新聞社主催「第22回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」で優秀賞を受賞。
また、「自然冷媒のCO2」採用のノンフロン冷凍冷蔵コンデンシングユニット「C-puzzle(シーパズル)」が、日本食糧新聞社主催「第22回日食優秀食品機械・資材・素材賞」における機械部門で受賞した。
同社は昨年も、環境および省エネに貢献する技術の表彰で3件の受賞実績を持ち、冷凍空調機器業界の環境保全・省エネをリードしていると言える。
オゾン層保護・地球温暖化防止大賞
「低GWP冷媒を適用した高効率ターボ冷凍機の普及」で受賞した。
ETI-Zシリーズは、GWPがCO2と同じ1でオゾン層破壊係数ゼロのHFO-1233zd冷媒を採用。また高効率・省スペース性に優れている点などが評価され、国内だけでなく海外でも納入実績が増えている。
定格COPは6.3とクラス最高レベルで、HFC採用機と比べ電力消費量とCO2発生量を年間約60%削減できる上、温水を供給するヒートポンプとしても有用。飲料工場など、低温加熱プロセス用などにも普及している。
日食優秀食品機械・資材・素材賞
「CO2自然冷媒採用 冷凍冷蔵コンデンシングユニット・C-puzzle」で、三菱重工冷熱株式会社との共同受賞を果たした。
同製品は食品など、冷凍冷蔵倉庫の冷却熱源の装置で、冷媒に地球温暖化係数が1のCO2を採用。これによりオゾン層を破壊することなく、温暖化抑制にも大きく寄与する。
また、スクロールとロータリーの圧縮機を組み合わせた独自のスクロータリー二段圧縮機の採用により、高効率を達成した。
さらにガスインジェクションサイクルの採用により、冷凍能力の確保ならびに省エネを両立している。
(画像はプレスリリースより)
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プレリリースサイト:PR TIMES
https://prtimes.jp/