太陽光発電とEV蓄電池のリユースで工場に電力供給
日本ベネックスは8月28日、長崎本社工場の太陽光発電設備を増設・稼働したと発表した。
日本ベネックスは精密板金加工業を中心に創業62年、2012年からは再生可能エネルギー事業も展開している。自社の発電事業用と他社の案件を合わせてこれまで65件、合計出力約25.6MWの発電所建設を手がけてきた。
今回の建設は2018年から展開中の「みらいの工場」プロジェクトの一部。自家消費用の太陽光発電設備に加え、電気自動車で使用済みの蓄電池を活用した蓄電システムを既に稼働しているが、このほど発電設備を276kWから712kWに増設した。
電気料金を削減、さらに電気の環境付加価値を売却
新設備の稼働で発電出力は、ピーク時には工場の消費電力を上回るレベルとなった。
想定発電量は工場の電力需要のおよそ30%をカバー。電気料金を削減し、さらに「グリーン電力証書」の発行を通じて、電気の環境付加価値を売却する経済効果が加わる。
日本ベネックスは今回の増設を全て自己資金で賄った。太陽光発電設備の設置コストが低減し、自家消費で採算が取れる時代だとしている。
(画像はプレスリリースより)
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日本ベネックス リリース
https://www.japan-benex.co.jp/