JR西日本 環境保護への取り組み
2019年8月9日、JR西日本は、従来より取り組みを進めてきた環境保護のためのエコステーションづくりの一環として、鳥取県岩美郡岩美町にある山陰線東浜駅において「ゼロ・エネルギー・ステーション」を現実のものとし、「環境発電」にチャレンジする計画を発表した。
東浜駅は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始時期に伴い整備され、太陽光発電および環境発電(エネルギー・ハーベスティング)が2019年11月以降に順次スタートする予定だ。
太陽光発電と蓄電池を活用
JR西日本では現在までに、太陽光発電、省エネルギー照明、雨水利用、屋上緑化等といった環境保護に高い関心を持ち事業を進めてきた。
今回発表された計画は、 CO2排出削減を目標として、太陽光発電と蓄電池を連携させ、利用客設備の消費電力を自然エネルギーのみで供給する「ゼロ・エネルギー・ステーション」を実現するものだ。
ゼロ・エネルギー・ステーションと環境発電
「ゼロ・エネルギー・ステーション」とは、JR西日本が定めた駅のことで、「ZES」と略される。「ZES」運用には、気象庁用語で可照時間40%以上の日のみという条件が付く。東浜駅近郊では年間160日程度と予測されている。
今回、「環境発電(エネルギー・ハーベスティング)」の挑戦についても公表された。株式会社センシングネットの“微生物発電”、静岡大学の新技術である“環境振動発電”を、鉄道に関する技術として適応させるため実証を行う。
(画像はプレスリリースより)
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