収集・運搬・処理業者とネットワークを構築して提供
オリックス環境株式会社は、2020年3月10日、太陽光パネルの適正処理サービスを全国で展開すると発表した。
同社は、廃棄物処理のコーディネートおよびコンサルティング業務を手がける企業。今回開始された太陽光パネルの適正処理サービスは、産業廃棄物の収集・運搬・処理業者と全国ネットワークを構築した上で提供される。
2030年代に「大量廃棄時代」が到来する太陽光パネル
オリックス環境は、1998年、オリックスグループの環境専門部門として設立された。以来、同グループのリース終了物件の管理業務を担うと共に、廃棄物処理のコーディネートおよびコンサルティング業務も展開。事業を通じて全国にまたがる独自のネットワークも構築し、リユース・リサイクル・適正処理における具体的な解決方法を、複合的に提供している。
同社は、使用済み太陽光パネルの効率的なリサイクル技術が、現状では確立されていないことに着目。太陽光パネルは近年急速に普及したが、そのため2030年代には「大量廃棄時代」が到来するともいわれている。こうした課題に対応すべく同社は、独自のノウハウとネットワークを活用してパネルの適正処理サービスを展開するに至った。
破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築
オリックス環境の太陽光パネル適正処理サービスは、産業廃棄物を収集運搬や中間処理、また最終処理を担う企業と協力することで、提供が実現した。こうしたネットワークにより同社は、太陽光パネルの破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築。自然災害などで突発的に故障・破損が生じた太陽光パネルも、同サービスは利用可能だという。
オリックス環境は今後も、環境への負荷が低減される循環型社会を促進すべく、適正処理におけるソリューションを提供するとしている。
(画像はオリックス環境の公式ホームページより)
▼外部リンク
太陽光パネルの適正処理サービスを全国展開 - オリックス環境株式会社
https://www.orix.co.jp/